【23の質問で診断】うちの子ってHSC(人一倍繊細な子)? 対処法も教えます
「ちょっとしたことですぐに泣いてしまう」「ほかの子に比べて傷つきやすく、落ち込むことが多い」と、子どもの繊細さにお悩みではありませんか?
もしかしたら、お子さんは「HSC(人一倍敏感な子)」かもしれません。簡単なチェックリストを用意したので、対処法も含めてぜひ参考にしてください。
HSCの子どもは毎日しんどい?
最近よく耳にする「繊細さん」、いわゆる「HSP(Highly Sensitive Person)」とは、感受性がきわめて強く敏感な気質をもった人のこと。HSPの人は、学校生活や社会生活で苦労することが多く、生きづらさを感じる人も少なくないそうです。
そして子どもたちのなかにも、人一倍繊細な子(Highly Sensitive Child=HSC)は存在します。しかもその割合は5人に1人と非常に多く、「もしかしてうちの子はHSCかも……」と心配する親御さんもたくさんいるようです。
この概念を見いだしたのは、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士。HSCは生まれついた気質であり、決して性格の問題ではないこと、脳の神経システムに違いがあるということなどもわかっており、やみくもに「気にしすぎじゃない?」「気のせいだよ」と励ますことは逆効果になってしまうことも。
特にまだ小さい子どもの場合、敏感に反応する五感の不快さをうまく言葉で表現できないことが多いので、大人よりも何倍も「しんどい」と感じているはずです。
お子さんはHSC? この質問で診断
以下は、アーロン博士らが開発したチェックリストをもとに幼児用に作成された質問項目です。質問を読んでYesと答えた数をカウントしましょう。子ども向けに編集部がアレンジしているので、気軽にお試しくださいね。
【すぐにビクッとする?】:突然声をかけられたり、人がふいに現れたりするとすぐに驚く【サプライズをしてあげてもあまり喜ぶことがない?】:喜ぶと思ってサプライズを仕掛けても反応が薄い【相手の気持ちをよく察する?】:親のちょっとした表情の変化を見て「悲しいの?」と心配する【年齢よりも大人っぽい言葉づかいをすることがある?】:教えたわけではないのに、大人びた言葉づかいをして周囲を驚かせる【においに敏感?】:いつもとは違うにおいがしたら、誰よりも敏感に察知する【ユーモアのセンスがある?】:ぼそっと発したひとことでまわりを笑わせる【優れた直感力をもっている?】:「○○な気がする」