【都道府県の覚え方】歌・語呂合わせ・アプリ・ゲームで簡単に記憶しよう
路線と都道府県は関連性が高いので、覚え方としてかなり効率的なはずです。
都道府県 覚え方6:情報量を減らして覚える
最後に、30校以上の教育現場で指導を続ける教育者・須貝誠氏がおすすめする、「あっという間に都道府県が頭に入る覚え方」を紹介します。
須貝氏は、「位置」や「特産物」など、一度に多くの情報を関連づけるような都道府県の覚え方では、肝心の都道府県名を覚えるまでに時間がかかってしまうと言います。まずは、「都道府県名」を正しく覚えることが大切で、関連づけるのはそのあとでよいのだそう。それでは、須貝氏がおすすめする都道府県の覚え方を説明しましょう。
【1】都道府県名を漢字で書けるようにする。
【2】簡単な図に都道府県名を書き、「山口県」「広島県」……と、図に書いてある県名を声に出す。
【3】「県」の文字を消す。
今度は、「山口」「広島」という文字だけを見て、「山口県」「広島県」と県名を声に出す。
【4】後ろの文字から一文字ずつ消していき、そのたびに「山口県」「広島県」……と声に出す。
【5】何も書いていない状態の図を見ながら、「山口県」「広島県」……と声に出す。最終的には、何も書いていない図を見て「山口県」「広島県」と言えるようにする。
持ち運びができる、小さいホワイトボードなどであれば、書いたり消したりが簡単にできていいですね。都道府県の覚え方をいくつか紹介しましたが、一文字ずつ消して覚える方法は、かなり効率的と言えるでしょう。
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6つの都道府県の覚え方を紹介しました。脳科学者の篠原氏は、「もっと知りたい」「おもしろい」という “快” の気持ちで記憶することが大切だと言っていましたよね。お子さまが楽しいと思えるような、都道府県の覚え方が見つかりますように。
(参考)
篠原菊紀(2010),『子供が勉強にハマる脳の作り方』, フォレスト出版.
池谷裕二(2011),『受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法』, 新潮社.
キャロライン・アダムス・ミラー著, 宇野カオリ監, 藤原弘美訳(2018),『実践版GRIT やり抜く力を手に入れる』, すばる舎.
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