「ありがとう!」で子どもの自己肯定感が上がるワケ。幸福度が高い人は “感謝の心” をもっている
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親子で「ありがとう」を学べる絵本4冊
最後に、お子さまと一緒に感謝の心を育める絵本を紹介します。どれも名作と呼ばれるものばかりです。親子で「ありがとう」の大切さを実感してくださいね。
◆『ありがとう』
いなかから遊びに来てくれたおばあちゃんから、手づくりのクッキーをもらったにゃんた。「本当はおもちゃが欲しかったのに……」という気持ちから、素直に「ありがとう」が言えません。子どもが「ありがとう」の本当の意味を考えるきっかけになる一冊です。
◆『ありがとう』
山へ出かけたりすの親子は、大好きなどんぐりをたくさん集めます。そのどんぐりは世代を超えて、おじいちゃんやおばあちゃんからつなげられたものでした。
まさに、出版社からのコメントにあるように「自分ひとりでは生きてはいけない。自分を支えてくれる人たちの大切さを学べる絵本」です。
◆『うまれてきてくれてありがとう』
「生まれてきてくれてありがとう」と、子どもに直接言うのが照れくさいのなら、絵本を通して伝えてみましょう。優しく、心温まる世界を描いた本作に、「子どもに読み聞かせをしながら泣いてしまった」というお母さんが多いのもうなずけます。
◆『どうぞのいす』
30年以上愛され続けているロングセラー絵本であり、いまもなお小さな子どもたちの「思いやり」の心を育み続けている一冊。うさぎさんがつくった「どうぞのいす」をめぐって、次々と動物たちの優しさが連鎖していく様子は、子どもに「他者への思いやりと感謝」を教えるのにぴったりです。
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そういえば最近、子どもに「ありがとう」って言えてないな……と感じているのなら、さっそく「ありがとう」と伝えてみませんか?あれこれ理由など考えずに、お片づけやお手伝いをしてくれた、約束を守ってくれた、今日も元気に過ごしてくれた、など小さなことに感謝して言葉にしてみましょう。
(参考)
汐見稔幸(2008),『夫婦力ー夫の「話し方」で夫婦はこんなに変わる』,岩崎書店.
PHPのびのび子育て 2019年10月特別増刊号,PHP研究所.
加藤紀子(2020)