子育て情報『「じゃんけんに勝ったのは誰でしょう?」文章題が得意な子はこう考える!』

「じゃんけんに勝ったのは誰でしょう?」文章題が得意な子はこう考える!

【ヒント3】私の年齢の一の位の数は、十の位の数の2倍より1少ない数です。

まずは、【ヒント3】から位の表をつくってみましょう。
学びノベーション12問題3

次に、【ヒント1】から私の年齢の十の位は5以下になることをふまえ、それぞれの場合の年齢を考えていきます。

学びノベーション12問題2

以上の5つから、【ヒント2】の条件に当てはまる数を探すと、47÷5=9あまり2 で47歳が正解となります。

いかがですか?頭がほぐれてきたところで、最後はもっと複雑な文章題にチャレンジしてみましょう!

学びノベーション12-2


<第3問>じゃんけんに勝ったのは誰でしょう?

次の文章を読んで、じゃんけん勝負に勝ったのは誰か答えましょう。

のぞみさんとかなたさんがじゃんけんで10回勝負をしました。
のぞみさんは、グーを1回、チョキを6回、パーを3回だしました。
かなたさんは、グーを4回、チョキを4回、パーを2回だしました。

一度もあいこにはなりませんでした。さて、10回勝負に勝ったのはどちらでしょう?

3問目は少し手ごわい問題ですが、文章をしっかり読んで状況を整理すれば、答えは見えてきます。

この問題を解くカギは、まず、のぞみさんがチョキを出した回数に注目すること。
一度もあいこになっていないということは、のぞみさんがチョキを出したときには、かなたさんはグーかパーを出していることになります。

のぞみさんはチョキを6回、かなたさんはグーを4回、パーを2回出していることから、のぞみさんは、2回勝って4回負けているとわかります。

次に、残りの4回の勝負について考えます。のぞみさんはグーを1回、パーを3回、かなたさんはチョキを4回出しています。つまり、のぞみさんは1回勝って3回負けていることになります。これらを合わせると、のぞみさんは3勝7敗。よって、10回勝負に勝ったのはかなたさんです。

学びノベーション12-3


算数が得意な子でも難しい「少しひねった文章題」

この連載でもたびたび触れてきましたが、文章題は多くの子どもが苦手としている単元です。
RISU算数で学習する子どものデータを見ても明らかで、特に、このような少しひねった文章題になると、算数が得意な子でも苦手意識をもってしまうようです。

しかし、解説を見ていただくとわかるように、このような一見複雑な文章題も、問題文をじっくり読み、順を追って状況を整理すれば、答えを出すのに難しいことは何もありません。

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