【水のかさ・お金の計算・時間】子どもが苦手な文章題3つ! 解き方ポイント教えます。
しかし、「水のかさ」の問題を解くためには、これらの単位を正しく変換することが求められます。
じつは、液体の量を表すこれらの単位は、基本となる単位「リットル」に、「デシ」と「ミリ」がついてバリエーションを増やしたもの。
「d(デシ)」は、そもそもが「10個に分ける」を意味する言葉です。つまり、「1L=10dL」が意味するのは、「1Lを10個に分けると1dLになる」ということ。同じように、「m(ミリ)」は「1000個に分ける」という意味なので、「1L=1000mL」は「1Lを1000個に分けると1mLになる」ということなのです。
単位の苦手を克服するには、ただ暗記するのではなく、このように「そもそもの意味」に返ってしっかり理解することが大切。言葉の意味と結びつけることで、記憶にも残りやすくなるはずです。
2. 日常生活との関わりが深い「お金の計算」に関する問題
<第2問>代金を計算しよう
次の文章を読んで、アメ1コとクッキー1コを組み合わせた代金を答えましょう。
アイスとアメとクッキーが1コずつあります。
これらを組み合わせた代金は、下のようになっています。
【1】アイス、アメ、クッキー:230円
【2】アイス、クッキー:190円
【3】アイス、アメ:160円
2問目は、日常生活との関わりが深い「お金の計算」に関する問題です。この問題を解くにはまず、それぞれの文章を式にして並べてみましょう。
【1】アイス+アメ+クッキー=230円
【2】アイス+クッキー=190円
【3】アイス+アメ=160円
【1】と【2】を比べるとアメの値段が、【1】と【3】を比べるとクッキーの値段がわかりそうですね。
【1】の230円と【2】の190円の差がアメの値段ですから、
アメの値段は、230円−190円=40円
同じように、【1】の230円と【3】の160円の差が、クッキーの値段ですから、
クッキーの値段は、230円−160円=70円
よって、アメ1コとクッキー1コを組み合わせた代金は、
40円+70円=110円 になります。
3. 状況を整理しながら解く「時間」に関する問題
<第3問>起きた時間が早い人から順にならべよう
次の文章を読んで、起きた時間が早い人から順にならべましょう。
朝起きた時間について、はなさん、こうきさん、たおさん、めぐみさんは下のように話しています。