子どもの運動能力が上がる! ゴールデンエイジとプレゴールデンエイジの過ごし方
,『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』, メディア・パル.)
神経系は、5歳頃までに成人の80%、12歳頃までにほぼ100%まで発達するとされています。ですから、プレゴールデンエイジの子どもにはさまざまな動きを経験させ、神経系により多くの刺激を与えることが重要なのです。
【プレゴールデンエイジ期】おすすめの運動遊び
プレゴールデンエイジの子どもは、多種多様な動きを経験することで神経系が発達していきます。投げる・打つ・走る・跳ぶ・蹴るなどの基本的動作ができるような運動遊びが◎です。
また、プレゴールデンエイジ期の子どもは、とても高い集中力をもっていますが、その集中力は長続きしません。子どもが飽きてしまったときは、次の運動遊びに移りましょう。それでは、プレゴールデンエイジ期におすすめの運動遊びをいくつか紹介します。
■キャッチボール
キャッチボールは「神経に刺激を与える最高のトレーニング」と話すのは、前出の髙橋氏。
野球ボールだけではなく、ドッジボールのように大きなボール、または小さくて軽いビニールボールなど、さまざまな大きさ、重さのボールを使ってみましょう。キャッチボールは、「相手やボールとの距離感」「ボールを離すタイミング」「投げるときの安定したフォーム」などの感覚をつかめますよ。
■私は鏡
「合図にすばやく、正確に対応する力」を高める運動として、髙橋氏の著書に掲載されている「私は鏡」。やり方は簡単。向かい合った相手と同じ動きをするだけです。小さな動きよりも、真似がしやすい大きな動きのほうがよいでしょう。20~30秒続けてください。ポイントは、相手が動いてからワンテンポ遅れて動くのではなく、相手が動いた瞬間にパッと動くこと。
相手の動きにすばやく反応できれば、どんなスポーツでも活躍できるはずです。■お手玉を落とすな!
体育座りをして、頭の上にお手玉を乗せます。お手玉を落とさないように、ゆっくりと立ちましょう。コツは、自分の体に意識を集中させること。動きに慣れてきたら、お手玉の数を増やしてみましょう。頭と肩にお手玉を乗せて、ゆっくり立ち上がってみてください。また、おでこにお手玉を乗せて、仰向けの状態から起き上がるのもおすすめ。この遊びはかなりバランス感覚が磨かれますよ!
■新聞じゃんけん
「運動嫌いな子どもでも積極的にカラダを動かせるプログラム」を提案している、公益財団法人 日本スポーツ協会のアクティブチャイルドプログラム。