モンテッソーリ教育5つのメリット。世界のリーダーに “モンテ育ち” が多いって本当!?
日本でも注目を集めるようになったオルタナティブ教育。オルタナティブ教育とは、「学校教育法によらない教育(機関)」という意味ですが、最近は「従来の教育法とはまったく別のアプローチに基づいた教育法」として使われることが多いようです。
そしてその代表格が「モンテッソーリ教育」。Microsoft創設者のビル・ゲイツ氏をはじめとした、世界のリーダーたちが学んだ教育法としても知られています。モンテッソーリ教育の何が結果を生んでいるのか、知りたくありませんか?今回はモンテッソーリ教育のメリットにフォーカスします。
モンテッソーリ教育を受けたリーダーは多い!
モンテッソーリ教育は、20世紀初頭にイタリア初の女性医師、マリア・モンテッソーリ博士により開発されました。モンテッソーリ博士は、精神に障害をもつ子どもたちの治療に携わったことで、子どもの発達に法則性を見いだしたのです。
モンテッソーリ教育を受けたとされる著名人は、Microsoft創設者ビル・ゲイツ氏、Amazon共同創設者ジェフ・ベソス氏、Goolgle共同創設者ラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏、Facebook共同創設者マーク・ザッカーバーグ氏など、いまの時代を牽引するリーダーばかり!日本でも、藤井聡太棋聖がモンテッソーリの幼稚園で学んでいたことが話題になりましたね。モンテッソーリ教育の何が、彼らの才能をぐんと伸ばしたのでしょうか。
次は、その理由を探ってみます。モンテッソーリ教育には、「3つの重要なキーワード」があるようです。
<キーワード1>発達の4段階
モンテッソーリ博士は、「人間の成長には4つの段階がある」ととらえました。人は、「幼児期」「児童期」「思春期」「青年期」を経て、考え方などが安定し、自立すると考えたのです。
【幼児期(変容期):0~6歳】
環境(言語や文化を含む)から、いいものも悪いものもすべて吸収する成長期
【児童期(一定安定期):6~12歳】
道徳心が育まれ、想像力が豊かになり、探究心が旺盛になる時期
【思春期(変容期):12~18歳】
人としてあるべき姿や社会貢献について学び、人間としての基礎を築く時期
【成熟期(安定期):18~24歳】
自分の好きな分野や得意な分野で強みを活かし、自分の居場所を見つける時期
<キーワード2>敏感期
子どもは「やりたいこと」が発達に沿って現れてきます。