2021年6月4日 08:12
共通テスト(英語)に必要なリーディング対策と効果的な練習法
と照合して意味を引き出しているのです。文字を実際に音に変換する音読を行なうことで、音声情報の置き換えに必要な脳内資源が減り、余った脳内資源を文章の「理解」に使えるため、書かれた英文の内容をスムーズに理解できるようになります。よって、正しく音読することで、リーディングスピードを効率よく上げられるのです。
リーディングにおすすめの参考書・問題集
ーーリーディングの学習におすすめの参考書や問題集は何かありますか。
田畑さん:
あらかじめチャンクごとに英文が改行までされているような教材はあまり多くないのですが、英文にスラッシュが入れられている教材は、かなりあります。そういったものを用いるとよいでしょう。かつ、音声がついているものを選んでください。
あとは、自分のレベルにあったものを選ぶことですね。
初見で概要もつかめないようなレベルのものは避けましょう。8〜9割は内容がわかり、少しだけ知らない表現などが含まれている、という程度が適切です。
『キクタン リーディング』(アルク)のシリーズは、英文にスラッシュが入っており、レベルごとにいくつかテキストがあるので、おすすめです。
共通テスト(英語リーディング)の必須スキルを効率よく鍛えるには
これまで見てきたとおり、共通テスト(英語リーディング)はセンター試験と求められる能力が異なります。やみくもに単語や文法を丸暗記したり、問題演習したりするだけでは非効率的なのです。
共通テストで必要なのは、勉強というよりはむしろ、リーディングスピードを鍛える「トレーニング」。今回ご紹介したトレーニングは、リーディングスピードを鍛えるのに効果的ですが、正しく継続して実践しないと期待通りの効果は得られません。
そこで、共通テストに必要なリーディングのトレーニングを提供してくれる場が、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」から生まれた「ENGLISH COMPANY大学受験部」!「ENGLISH COMPANY大学受験部」では正しいトレーニングを通して、共通テストに必要な受験生の「リーディングスピード」を効率よく伸ばすことができます。
「ENGLISH COMPANY大学受験部」は、ただリーディングスピードを伸ばすだけではありません。英語教育の専門家が、受験生に合ったリーディングの課題を発見する「課題発見」