子育て情報『「ピンチを楽しめる子」の親がしている、たった2つの行動。AQ(逆境指数)って何?』

「ピンチを楽しめる子」の親がしている、たった2つの行動。AQ(逆境指数)って何?

目次

・人は1日に23回もの「逆境」に遭遇する!
・AQが高い人は「失敗してもめげず、楽観的」
・子どものAQを育む、親の行動2つ
「ピンチを楽しめる子」の親がしている、たった2つの行動。AQ(逆境指数)って何?

IQ(知能指数)に対して、EQ(心の知能指数)やSQ(社会性の知能指数)が近年話題になっていますが、もうひとつ、「AQ」があるのをご存じですか?

AQ(Adversity Quotient)は「嫌だな」「つらいな」と感じるような、「日常に起こるさまざまな逆境やストレスに対する対応力を数値化したもの」で、「逆境指数」とも呼ばれます。ちなみにビジネスエリートには、このAQが高い人が多いのだとか。

「すぐに諦めるクセがある」「一度失敗すると、怖くなってもう挑戦したいと思わない」という人は、AQが低いのかもしれません。子どもには、どんな逆境でも「ピンチがチャンス」と思えるような人間になってほしいですよね。今回は、子どものAQを高める方法を紹介します。

人は1日に23回もの「逆境」に遭遇する!

AQは、組織コミュニケーションを研究する、ハーバード・ビジネススクール客員教授のポール・G・ストルツ氏により考案されました。

ストルツ氏によると、人は小さなことから大きなことまで、1日に23回もの「逆境」に遭遇するそう。
次々に降りかかるピンチをどう乗りきるのか。ストルツ氏は、AQレベルを以下の5段階に分けています。

【レベル1】試練を乗り越えられず、逃げ出してしまう
【レベル2】逆境にあっても、なんとか生き残ることができる
【レベル3】とりあえず逆境に対処できる
【レベル4】試練を正面から受け止め、解決しようと努力できる
【レベル5】逆境を「ピンチはチャンス」と受け止め、ポジティブに乗り越えられる

あなたのお子さまはどのレベルにいると思いますか?「一緒に遊ぼう」とお友だちを誘ったら、「イヤ!」と断られてしまった。公園に行くはずだったのに急に雨が降ってきて、ママに「今日はおうちで遊ぼうね」と言われてしまった……など、子どもには子どもなりに多くの逆境があるでしょう。

けれど、もし「ピンチをチャンス」ととらえることができたら?「ほかのお友だちを誘ってみよう!」「家のなかで何をして遊ぼうかな?」と考えられるはず。そんなふうに考えられる人――AQが高い人にはどんな特徴があるのでしょうか。

aq高い子ども3

AQが高い人は「失敗してもめげず、楽観的」

ストルツ氏の著書『仕事の逆境指数』によると、AQが高い人の特徴は以下です。

AQが高い人の特徴
  • プラス思考でポジティブ
  • 何事にも粘り強く取り組み、諦めない
  • 失敗してもめげず、楽観的
  • 人に感謝できる
  • 笑顔が多く、ユーモアセンスがある
  • 好奇心が強く、チャレンジ精神が旺盛
  • 短気ではない(感情的に怒らない)

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