寝る前に3つ聞くだけ! 1週間で子どもの自己肯定感が上がる “幸福習慣”
そうですよ。
理由2:脳が勝手に「いいこと」を探すようになるから
心理カウンセラーの中島輝氏は、「スリー・グッド・シングス」を続けていると、脳が勝手に「いいこと」を探すようになり、結果的に自己肯定感が上がっていくと話しています。
人間の脳は、同じことを繰り返すと、ニューロン間のネットワークが刺激されてクセが強くなっていきます。この性質のために、「スリー・グッド・シングス」を続けていくと、脳は「いいこと」を勝手に探すようになります。すると、1日の出来事に期待感を持てるようになり、「今日はいいことがあった」「明日もいいことが起きるはずだ」と、潜在的な思考が書き換えられていくのです。同時に、感情のコントロールもしやすくなっていくことで、自己肯定感が高まっていきます。
(引用元:STUDY HACKER|「夜をどう過ごすか」が自己肯定感を左右する。明日も最高のスタートを切るための大切な夜習慣とは?)※太字は編集部が施した
ちなみに前出の前野氏の奥さまは、毎朝9時前に「いいこと」を3つ見つけてしまうのだそう。
きっと、脳が勝手に「いいこと」を探してしまうのですね!「スリー・グッド・シングス」を続けると「幸せ体質になる」と前野氏が断言しているのも納得です。
玄関先で泣いていた娘の自己肯定感が本当に上がった!
とはいえ、寝る直前に「紙に書き出す」という行為は、子どもにとってハードルが高いですよね。そこで、前野氏の「誰かと伝え合うのもよい」というアドバイス通り、「今日あったよかったことを、3つ教えて?」と子どもに聞いてみました。
【背景】
- バスケットチームのお友だちから、「〇〇ちゃんはバスケが下手」「〇〇ちゃんはコーチにほめられないけど、私は今日もほめてもらった」といった言葉を練習中にたびたび言われるようになる。
- 練習後、自宅の玄関先で泣くことが多くなり、「お友だちに言い返したら?」「バスケをやめる?」と親子で話し合う。
- 「言い返してけんかになるのはイヤ」「お友だちが意地悪なことを言えなくなるくらい、たくさん練習して上手になりたい」という結論に。
- 近所の公園で親子練習を始める。→「スリー・グッド・シングス」開始。
■1週め:「いいこと」を探すのに15分以上もかかる……
最初の3日は「今日あったいいこと」がとにかく出てこない……。「なんでもいいんだよ」と何度言っても、「なにがあったかな」