寝る前に3つ聞くだけ! 1週間で子どもの自己肯定感が上がる “幸福習慣”
と強気な笑顔で話す娘を見て、「スリー・グッド・シングス」の効果を改めて実感しました。
人間の脳は21日間で「書き換え」可能になる
上述した効果は、あくまで筆者が感じたことです。そこで、実践した娘本人に「スリー・グッド・シングス」の効果について聞いてみました。
- 「公園での自主練は大変だと思うときもあったけど、寝る前に『楽しかった』って言ったら、本当に楽しかったような気持ちになった」
- 「前よりも、よかったと思うことが増えた気がする」
もしかしたらこれは、中島氏の言う「思考の変換作業」なのかもしれません。「楽しかった、よかった」とアウトプットすることで、実際には大変だったこともつらかったことも、グッド・シングスに置き換えられてしまったのでしょう。
また中島氏は、「人間の皮膚が21日で生まれ変わるように、私たちの脳も21日間で書き換え可能になる」ので、「スリー・グッド・シングス」は3週間(21日)続けてみてほしいと述べています。3週めあたりから、娘が元気を取り戻したように感じたのは、娘の思考がポジティブに書き換えられたためかもしれません。
じつは、この「スリー・グッド・シングス」を行なったのは約1年半前(コロナ禍前)。
もし効果が出なかったとしても、とりあえず1週間は続けてみようと、「スリー・グッド・シングス」を始めたのです。その結果、当時小学2年生だった娘の自己肯定感は、確実に上がりました。現在は4年生になりましたが、1年半経過したいまでも自己肯定感は下がっていません。ですが、イライラしていたり、元気がなかったりするときは、「スリー・グッド・シングス」を1週間ほど再開して、意識的に「いいこと探し」をしてもらうようにしています。
お子さまの自己肯定感が下がってきたなと感じたときは、ぜひ「スリー・グッド・シングス」を試してみてくださいね。
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子どもが泣いている姿を見るのは、親として本当につらいものがありました。どうにかしてあげたいけれど、子どもの友だち関係に親が口出しをするのはよくないのではないか……。この時期は、娘も筆者も気持ちが不安定だったと記憶しています。
けれど、この「スリー・グッド・シングス」を通して、娘自身に「強くなる力」がしっかりあったことがわかりました。こんなに効果があるのなら、今度は筆者も「スリー・グッド・シングス」を実践してみようと思っています。