「想像力」と「創造力」。未来で活躍するための「ソウゾウ力」を伸ばす6つの方法
を提案しています。想像力の芽生えは、イメージすることから始まるそう。会話のコツは、保護者自身が子どものイメージの世界に入り込むこと。景色を見ながら、「あの大きな石はなにに見える?」「空から〇〇が降ってきたらどうする?」など、イメージを促す声かけを心がけてみましょう。
子どもの「創造力」を伸ばす3つの方法
イノベーションを起こし続けた、アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏。彼の考える「創造力」とは、「一見すると関係のないように見えるさまざまな分野の疑問や課題、アイデアやひらめきを上手につなぎ合わせる力」でした。枠にとらわれない創造力を育むために、次の3つの方法を参考にしてみてください。
創造力を伸ばす方法1:芸術に触れる
ジャズピアニスト・数学者・STEAM教育者として活躍する中島さち子氏は、「五感を磨いて創造性を育むべき」と強調します。
親子で美術館を訪れ、好きな作品について語り合う、楽器やダンスを習うなど、子どもが芸術に触れる機会をたくさんつくってあげましょう。実際に、コロンビア大学芸術教育センターの調査では、「芸術の授業を多く受けている生徒ほど、創造性が高い」ことが報告されていますよ。
創造力を伸ばす方法2:「落書き」する
精神科医で作家の樺沢紫苑氏、精神医学者のスリニ・ピレイ氏は、記憶力や創造力を高めるとして「落書き」をすすめています。ピレイ氏によると、落書きは「脳のリラックス状態」と「脳の集中状態」が同時に起こる動作なのだそう。真逆とも言える脳の状態が、ずっと続くわけですから脳が鍛えられるのも納得です。ホワイトボードなどを用意して、「なにを書いてもOK!」な、のびのび落書きスペースを家のどこかにつくってみてはいかがですか。
創造力を伸ばす方法3:瞑想(マインドフルネス)
エラスムス大学の研究で、「1日10分程度のマインドフルネス瞑想には創造性を高める効果がある」ことがわかっています。Googleなど大手企業も生産性向上のために瞑想を取り入れていることからも、その効力は確かと言えそうです。
精神科医で禅僧の川野泰周氏が推奨する、子ども向けマインドフルネスは以下です。ぜひ親子一緒にやってみてくださいね。
呼吸を感じる瞑想仰向けになり、お腹の上にぬいぐるみやクッションを載せます(大きめでふわふわしたものが◎)。ぬいぐるみが上下する様子を観察しながら呼吸を繰り返します。