子育て情報『「心が折れても立ち直れる子」の親がやっている “5つ” のこと。幼少期にレジリエンスを鍛える』

「心が折れても立ち直れる子」の親がやっている “5つ” のこと。幼少期にレジリエンスを鍛える

目次

・心の回復力「レジリエンス」は鍛えられる力だった!
・「心が折れても立ち直れる子」には3つの要素が関係している
・レジリエンスを育てる「親の関わり方」5つ
「心が折れても立ち直れる子」の親がやっている “5つ” のこと。幼少期にレジリエンスを鍛える

「わが子には順風満帆な人生を送ってほしい」そう願う親御さんは多いのではないでしょうか。しかし現実は、人生よいときばかりではありません。困難にぶつかることもあるでしょう。そんなときに必要な力が「レジリエンス」です。

専門家によると、レジリエンスがある子どもは、困難を乗り越え、どんな時代でも自分の人生を勇敢に切りひらいていけるとのこと。

今回は、「レジリエンスに必要な3つの要素」と「子どものレジリエンスを育むために親ができること」について考えていきます。

心の回復力「レジリエンス」は鍛えられる力だった!

『ヘコんでも折れない レジリエンス思考』著者で医学博士の小玉正博氏によると、レジリエンスとは、「大きな挫折や逆境を経験しても立ち直ることができる力」で、言うなれば「心の回復力」とのこと。
小玉氏はレジリエンスが注目される背景について、「先が見通しづらい時代になったことが原因」と指摘します。変化の激しい時代だからこそ、「不測の事態にもしなやかに対応する力」であるレジリエンスが必要とされているのです。

小玉氏はまた、レジリエンスについて以下のように考えています。


誤解されやすいのですが、レジリエンスは人生で挫折しないようにうまく立ち回るすべのことではありません。むしろ挫折の経験を前提と考えています。挫折によるダメージから本来の自分を取り戻したり、失敗を肥やしとして成長のきっかけにしたりすることが、レジリエンスの基本的な考え方です。

(引用元:ベネッセ教育情報サイト|乳幼児期から育む、折れない心【前編】困難に負けない、レジリエンスとは)

なるほど、レジリエンスは「挫折の経験が前提」なのですね。ということは、いままで「うちの子、失敗したらどうしよう……」「うまくできるかしら」などと悩んでいた親御さんも、「失敗してもいいじゃない。
レジリエンスが育つチャンスだ」と考えられるかもしれません。欧州におけるポジティブ心理学の第一人者であるイローナ・ボニウェル氏も「レジリエンスは筋肉のように鍛えられる」と断言しているのですから。次項では、レジリエンスに関わる「折れても立ち直るための3つの要素」について、見てみましょう。

レジリエンス分かれ道01


「心が折れても立ち直れる子」には3つの要素が関係している

どうやら、専門家によると「心が折れても立ち直れる子」には、3つの要素が関係しているようです。

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