子育て情報『思春期と反抗期の違いとは? 「口が悪くなる男の子」「不機嫌になる女の子」の対処法』

思春期と反抗期の違いとは? 「口が悪くなる男の子」「不機嫌になる女の子」の対処法

目次

・思春期は人生に一度誰にでも訪れる!反抗期は……?
・反抗期がない子どももいる!?
・「男の子の反抗期」と「女の子の反抗期」の違い
思春期と反抗期の違いとは?「口が悪くなる男の子」「不機嫌になる女の子」の対処法

みなさんは、自分が反抗期だった頃のことを覚えているでしょうか。「あの頃は、親に反抗ばかりしていたな」という人もいるかもしれません。一方で、わが子のこととなると、「こんなに素直だけれど、本当に反抗期なんて来るのかしら……」と思っていませんか?

今回は、「思春期と反抗期の違い」や「反抗期がある子とない子の違い」について、詳しく解説していきます。

思春期は人生に一度誰にでも訪れる!反抗期は……?

まずは、混同されがちな「思春期」と「反抗期」について考えてみましょう。

■【思春期】人生に一度 “誰にでも” 必ず訪れる
京都市こころの健康増進センターが作成した資料によると、思春期とは「子どもからおとなへと心身ともに大きく成長する時期」とのこと。どうやら、思春期は「心」と「身体」がどちらも急速に変化する時期のようです。同資料では、身体の変化のひとつ「第二次性徴」について以下のように説明されています。


思春期におけるからだの成長スピードはとても速く、学童期まで慣れ親しんだ自分像は、あっという間に過去のものになってしまうほどです。
新たなからだのイメージを自分のものとして受け入れられるようになるまで、不安や戸惑いを感じる子どもも少なくありません。

(引用元:京都市こころの健康増進センター|思春期のこころをはぐくむためのガイド)

みなさんにも、第二次性徴はあったはず。そう、思春期は人生に一度、誰にでも必ず訪れるのです。そして同資料では、「親に対してよそよそしくなる」「批判的な態度を示す」といった、思春期のあいだに訪れる心の変化を「一般的に反抗期と呼ぶ」と書かれています。

■【反抗期】人生に2回訪れる(※個人差あり)
和洋女子大学こども発達学科教授の大神優子氏は、反抗期は2回訪れると述べています。1回めは2歳前後のいわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれる「第一次反抗期」。この第一次反抗期は、親に反抗するというよりも、心と体が未発達なのに「何でも自分でやりたい」という気持ちだけが強くなり、「やりたいのにできない」ことが引き金になっているとのこと。そして2回めは、中学生・高校生時期にピークを迎える「第二次反抗期」です。
大人の言うことを素直に聞かなくなる、いつもイライラしていて「ウザい」「ダルい」と言ってばかり、親とあまり話さなくなるなど。大神氏によると、このような反抗的な態度は、早い子で小学校中学年くらいから始まり、高校生頃までには落ち着く傾向があるようです。

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