親子で楽しむアートの冒険——『意味がわかるとおもしろい!世界のスゴイ絵画』(Gakken刊)
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「子どもと美術鑑賞なんて難しそう……」そう思っていませんか?アートは子どもの想像力を育む宝庫。利用しない手はありません。有名な絵画には、子どもたちを虜にするおもしろいストーリーや秘密が隠されているのです。
この記事を読めば、アート鑑賞がもっと楽しくなること間違いなし。さあ、親子一緒にアートの世界を覗いてみましょう。
アート鑑賞のメリットがありすぎる!
アート鑑賞は子どもにどんな影響を与えてくれるのでしょうか。まずは、アート鑑賞のメリットを考えてみます。
【メリット1】子どもの想像力と創造性を向上させる
アート鑑賞には正解がありません。
受け取り方は人それぞれ。だからこそ、子どもたちは自由に想像をふくらませることができます。アートに触れることで、五感は磨かれ、創造性が高まるのです。作品にインスパイアされて粘土遊びをしたり、絵を描いたりする表現活動も、創造力を豊かにしてくれます。くわえて、「観察力」「思考力」「コミュニケーション力」など総合的な人間力を発達させる効果があるとされ、「対話型鑑賞(Visual Thinking Strategies)」など、新しい教育法としてアート鑑賞の活用は着実に進んでいます。*1
【メリット2】文化や歴史への理解を深める機会になる
アートには、必然的に時代背景や地理的情報が反映されます。たとえば、描かれる服装や建物、風景にその国や時代のヒントが潜んでいます。子どもたちは、興味をそそられれば、そのアートを糸口として知識を深めていくことが可能です。
また、多様な作品からグローバル感覚を体験できるのも、大きな魅力のひとつ。歴史の知識や文化の多様性など、アート鑑賞は子どもたちの学びに新鮮な刺激を与えてくれます。*2
【メリット3】親子間コミュニケーションの促進になる
アート鑑賞を通してコミュニケーション能力を身につけることもできます。アメリカで注目されている「対話型鑑賞(Visual Thinking Strategies)」はその効果を利用した教育法です。繊細な子どもの心を理解するには、親子の会話がとても大切なのは言うまでもありません。そこで、日常会話のトピックにアートを活用してみるという方法です。家族で美術館に行ったり、絵本を読んだりするとき、「これは何に見える?」などと子どもに問いかけてみましょう。