【保育士が明かす】登園しぶり解決法 〜”魔法の言葉”と絶対避けたいNG対応〜
朝の慌ただしい時間。保育園の玄関で「イヤだよ」「行きたくない」と泣くわが子を前に、胸が締め付けられる思いをしているママやパパ。そんなあなたの気持ち、よくわかります。
小さな子どもにとって、大好きなママやパパと離れて過ごすのは、とても勇気のいることです。入園したばかりの慣れない時期はもちろん、成長の過程で誰もが通るイヤイヤ期など、さまざまなタイミングで登園を嫌がることは自然なこと。それは、お子さまが健やかに成長している証でもあるのです。
でも、急がなければいけない朝に限って、こんな状況になってしまいますよね。「このままでは仕事に遅刻してしまう」「ほかの子は泣かないのに」と焦る気持ちもわかります。
ただ、今日はちょっと立ち止まって、お子さまの気持ちに寄り添ってみませんか?
今回は、登園しぶりの理由や対応方法について、一緒に考えていきましょう。完璧な解決策はないかもしれません。でも、あなたとお子さまに合った、無理のない方法が必ず見つかるはずです。
「ママがいいー!」泣き叫ぶ、子どもの登園しぶり
登園しぶりとは、通っている保育園や幼稚園に子どもが行きたがらない様子のことです。行きたくない気持ちからママにしがみついて離れなかったり、泣き叫びながら家に帰りたがったり……。また、気持ちをうまく伝えられず、保育士やパパを叩いて暴れる子どもも少なくありません。
登園しぶりは、新しい環境に戸惑いがちな入園当初や、登園が久しぶりとなる長期休み明けに多く見られます。そのほか、イヤイヤ期などのタイミングで感情が爆発してしまい、登園しぶりになってしまう子も……。
0歳児はただ泣くばかりですが、1歳児は逃げだそうと体全体で嫌がり、2歳児にもなれば言葉で行きたくない気持ちを表現するようになります。そして子どもの年齢が上がるほど、体も大きくなり力も強くなるので、パパやママは本当に大変なのです。
なお、登園しぶりは特別なことではありません。大人が不意に「今日は仕事行きたくないな……」と思う気持ちと同じだと考えれば共感できるのではないでしょうか?
登園しぶり、なぜ起こる?原因は〇〇だった
登園しぶりの原因は、子どもによって違いがあります。ここからは、よくある登園しぶりの原因をご紹介していきます。
原因1:ママやパパといっしょにいたい
最も多いのが「ママやパパと離れたくない」という寂しさからくるものです。