注目集まる「日本のボーディングスクール」ガイド— 全人教育で育む、自立とグローバル感覚
メリット3:国際的に通用する学びが得られる
ボーディングスクールは、多彩な教育プログラムを提供しています。英国式、国際バカロレア、STEM教育など、各校独自のカリキュラムがあり、子どもの適性や将来の目標に合わせて選択可能。どの学校も国際的視野に立った教育を重視しているため、海外大学への進学率が高いのも特徴です。
ボーディングスクールで子どもたちがどんな生活を送っているのか、保護者としては当然気になるでしょう。事項では、スクールでの暮らしについて詳しく解説していきます。*3
ボーディングスクールでの生活
ボーディングスクール入学で、初めて親元を離れて暮らす体験をする子は多いはず。落ち着いた生活ができるのか親御さんは不安ですよね。全寮制の学校では、前述したように生活全般を教育と捉えているため、子どもたちにとって安心できる環境が整えられています。
たとえば、イギリスのボーディングスクールでは、世界中から集まった18歳までの子どもたちが「ハウス」と呼ばれる寮で、男女別に暮らします。寮には「ハウスペアレント」という大人が常駐し、子どもたちをサポート。年少の子どもは最大6人で部屋を共有し、年長になると1人か2人部屋になります。それぞれに自分の空間があり、プライバシーも確保できるようになるそうです。
寮には、みんなで集まってくつろげる共用スペースもあり、なかにはおやつを作れる小さなキッチンがあるところも。勉強だけでなく、共同生活を通じて成長できる環境が提供されているのです。*4
ボーディングスクールでの1日(平日・週末)
子どもたちの1日のスケジュールも知りたいですよね。ボーディングスクールでは、子どもたちがわが家にいるような心地よさを感じられる環境づくりと、規則正しい生活リズムを確立するためのサポート体制が充実しています。
さらに、子どもたちの多様な興味関心に応える機会も、豊富に用意されています。日本初の一条校全寮制小学校である神石インターナショナルスクール(JINIS)の1日のスケジュールを見てみましょう。
(画像提供:神石インターナショナルスクール)
上記のスケジュールを見てわかるとおり、ボーディングスクールの教育は、通常の授業に加え、自然体験や多様なスポーツ活動など、バランスの取れたプログラムが特徴です。週末には世界の文化体験やフィールドトリップなど、楽しみながら学べるイベントが充実。