結局、子育てコストっていくらかかるの? 0歳〜大学まで教育費シミュレーター
教育費の差額、具体的にはどのくらい?
実際の進路選択パターンに沿って、16年間の教育費総額を見てみましょう。たとえば、保育園からスタートした場合:
進学パターン別の教育費総額すべて公立で進学約1,060万円―公立→私立大(文系)約1,270万円+210万円公立→私立高校から約1,440万円+380万円公立→私立中学から約1,710万円+650万円すべて私立(理系)約2,580万円+1,520万円
「子どもの可能性を広げてあげたい」「進学校に通わせたい」という願いは誰しも同じ。でも、現実的な費用と向き合うことも大切です。学費だけでも大きな金額ですが、じつは、ここからさらに「習い事」という大きな教育費が加わってきます。
※ 金額は文部科学省「子供の学習費調査」(令和3年度)等による参考値です
※ 保育園の費用は、令和元年10月からの「幼児教育・保育の無償化」の影響を除いた金額です
【Point】
- 公立と私立では最大で1,500万円以上の差が
- 中学や高校からの私立進学でも数百万円の追加費用が必要
- 大学の学部選択(文系・理系)でも80万円の差が
次は、この基本の学費に加えて必要になる「習い事」の費用を詳しく見ていきましょう。
習い事の費用も侮れない!月謝だけで年間50万円も
「学校の費用はわかったけど、うちの子、習い事もしているし……」
はい、教育費を考えるうえで見落としがちなのが「習い事」の存在です。特に、スポーツや芸術、学習面でさまざまなことにチャレンジさせたい小学生の時期。じつは、この習い事にかかる費用が、家計の大きな部分を占めているケースも少なくありません。人気の習い事、実際にいくらかかる?
まずは、代表的な習い事の費用を見てみましょう。
主な習い事の年間費用(月謝ベース)習い事月額年間費用学習塾15,000円18万円英会話教室9,000円10万8,000円水泳教室6,500円7万8,000円ピアノ教室7,200円8万6,000円体操教室5,000円6万円
※ 上記は月謝のみの金額です。別途以下の費用が必要になることがあります:
- 入会金・入学金
- 教材費・テキスト代
- 発表会・競技会の参加費
- 検定料・試験料
- 制服・道具代
複数の習い事を組み合わせるとどうなる?
小学生の時期は、複数の習い事を掛け持ちするケースも多いもの。実際に組み合わせるとどのくらいの費用になるのか、具体例で見てみましょう。