鉛筆の「持ち方」と「筆圧」に要注意! 入学後の学力を左右する意外な理由を小学校教師が解説
反対に、先端近くを持って力任せに書くと手が疲れやすくなります、その結果、授業に集中できなくなってしまいます。まずは、正しい鉛筆の持ち方から見直してみましょう。
正しい鉛筆の持ち方
親指と人差し指と中指の3本の指をつかいます。削った根元から1cm位の所を親指と人差し指でつまみます。
親指は人差し指よりも少し上の方をつまみます。人差し指をえんぴつにピッタリとそわせる。
中指はえんぴつの下に寝かせる。
薬指と小指は軽くまるめる。正しい持ち方が出来ていると、えんぴつの先端から見たときになだらかな三角形ができます。(引用元:三菱鉛筆株式会社|鉛筆の持ち方を知りたい)
また持つ位置は、削った根元から1cm位の所を持つのがよいでしょう。力のコントロールがしやすく、手首の動きも自然になる位置です。
書く力を育てるために大切な鉛筆選び
正しく鉛筆を持てる子は、自然と適切な力加減で文字が書けるようになり、筆圧もしっかりしてきます。これは「運筆力」が育っているということ。運筆力というのは、適切な筆圧で文字をスムーズに書く力のことです。
この運筆力を育むために、まずは子どもの発達段階に合った鉛筆選びから始めましょう。
筆記用具選びのポイント
鉛筆の硬さ選び
→最初は6Bや4Bなど、柔らかめの芯から。筆圧が弱くても濃く書けるため、子どもの意欲を保ちやすい。徐々に2B、HBへ。持ちやすい形状
→三角軸の鉛筆は握りやすく、正しい持ち方の習得にも効果的。年齢や手の大きさに合った太さを選ぶことも重要。補助具の活用
→鉛筆の持ち方を補助する器具や、短くなった鉛筆用の延長ホルダーなども効果的。また、子どもが握りやすく、スムーズに書く力を育む子ども用の鉛筆がたくさん発売されれています。ただ「もっと濃く書きなさい」と言うのではなく、正しい持ち方が身につく道具選びをし、子どもの「書きたい!」という気持ちも大切にしていきましょう。以下におすすめの鉛筆や補助具をまとめました。

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このセットは、初めて鉛筆を使う子どもに最適です。三角軸の鉛筆は正しい持ち方を自然に身につけることができ、鉛筆削りや消しゴムも付属しているので便利です。柔らかい芯が使われており、軽い力でもスムーズに書けるため、書くことへの抵抗感を軽減します。
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