【臨床心理士監修】「愛情ホルモン」オキシトシンが子どもの成長を促す!
2. 「じゃれあい」「タッチ」でオキシトシンUP
抱っこ以外にも、さまざまな方法でオキシトシンを分泌させることができます。体を使った遊びやタッチも効果的です。
「じゃれあい」
・くすぐり遊びやこちょこちょ遊び
・肩車や背中に乗せる遊び
「タッチ」
・頭や背中を優しく撫でる
・手をつなぐ
・髪を梳かしたり、髪を結んであげる
子どもの年齢や性格によって好きなスキンシップは異なります。お子さんが喜ぶ触れ合い方を見つけて、日常のなかに取り入れてみましょう。ちょっとした遊びのなかにある温かな触れ合いが、親子の絆を育み、オキシトシンの分泌を促してくれます。
3. 「絵本の読み聞かせ」でオキシトンUP
自然と体が触れ合える「読み聞かせ」もおすすめです。肩が触れ合ったり、寄り添ったりしながら絵本を楽しむ時間は、特別なスキンシップとして意識しなくても自然にオキシトシンを分泌させます。
「絵本の読み聞かせ」
・膝の上に座らせて読み聞かせる
・横に並んで一緒に絵本を見る
・寝るまえの10分間の読み聞かせを習慣にする
絵本の読み聞かせは、スキンシップだけでなく、お子さんの想像力や言語能力の発達にも効果的。
物語の世界を一緒に楽しむことで、親子の絆がさらに深まります。忙しい日でも、短い絵本を1冊読むだけでも十分な効果があるので、無理なく続けられる習慣にしてみましょう。おすすめ親子のスキンシップまとめ
1. 「ハートハグ」
2. 「じゃれあい」「タッチ」
3. 「絵本の読み聞かせ」
スキンシップは甘やかしではなく「心の栄養」
スキンシップは甘やかしではなく、子どもの「心の栄養」です。乳児期や幼児期に触れ合いが多いほど心が安定し、自尊心や人への信頼感、自立心も育ちます。子どもの年齢に応じたスキンシップを心がけよう
子どもの成長段階によって、スキンシップのあり方も変わってきます。乳児期は親が積極的にスキンシップをリードすることが大切。この時期の十分な触れ合いが、基本的信頼感の土台を作ります。この基本的信頼感があってこそ、子どもは安心して世界を探索し、自立への一歩を踏み出せるようになります。
幼児期以降になると、子どもがスキンシップを求めているときに応えることが重要になります。特に子どもが不安や寂しさを感じているとき、親に甘えたいときに、温かく受け入れることで、子どもは「自分は大切にされている」