「お造り」と「お刺身」の違いって言える? 実はこの2つの言葉、関東・関西が関係していた
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今回は、関西と関東で呼び方が変わるモノについて、書籍『けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典図解とクイズで広がる教養』(KADOKAWA)から一部抜粋してお届けします。
書籍『けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典』
関西と関東で呼び方が変わるモノ(1)
こちらでは、伝わらないことはないですが、同じものを指すのに、関西と関東で言葉が変わるものをまとめてみました。その境界線を探るのも面白いかもしれません。
豚まん vs 肉まん
コンビニなどでもよく見かける「肉まん」。寒い時期には特についつい買ってしまいます。そんなコンビニでの展開もあり、関東をはじめとする全国では「肉まん」呼びが多数だと思われます。しかし、関西では「豚まん」呼びが一般的です。「551蓬莱」の存在も大きいと言えるでしょう。また「肉まん」と関西で言うと、牛肉が入っているイメージを持たれるため、豚肉が入っていることを表す「豚まん」の表記が必要だったと考えられます。「肉」と聞くと豚肉をイメージするのが関東、牛肉をイメージするのが関西なのです。そのため「肉じゃが」と言えば、関西ではその言葉の通り牛肉が使われていますが、関東では豚肉が使われていたりします。
※画像はイメージです
マクド vs マック
関西では「マクド」と呼びますが、それ以外のエリアでは「マック」と呼ばれているのが一般的です。関西では3文字で真ん中にアクセントを持ってくる略し方が多い傾向にあります。「ファミリーマート」のことを「ファミマ」、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」のことを「ユニバ」、「ミスタードーナツ」のことを「ミスド」など。ちなみに世界に目を向けると、アメリカでは「ミッキーディー」という略し方があるんだとか。また、フランスやフィリピンでは関西と同じ「マクド」呼びであり、世界規模で考えると「マクド」呼びの方が多そうです。
スコップ vs シャベル
子供の砂遊びや園芸などによく使用される片手で扱う小型のものを関西では「スコップ」と言うのに対し、関東では「シャベル」と言います。一方で、大きな穴を掘る時などに使用される両手で扱う大型のものを関西では「シャベル」