子育て情報『「なんで怖いの、何かされたの⁉」質問攻めは逆効果…「学校や先生が怖い」「教室がうるさい」という不登校の子にかけてあげたい言葉』

「なんで怖いの、何かされたの⁉」質問攻めは逆効果…「学校や先生が怖い」「教室がうるさい」という不登校の子にかけてあげたい言葉

\親の効果的な言葉がけで、わが子の心身を救う!/

今、不登校や行きしぶりで悩むお母さん、お父さんへ。心理カウンセラー・NLP上級スキルマスターで、自身も息子の不登校に悩んだ経験を持つ富永愛梨さんが、NLP心理学に基づくコミュニケーション・スキルをもとに心が楽になる言葉がけをアドバイス。「毒になる言葉」と「薬になる言葉」の対比で、わかりやすく適切な言葉が身につきます。

今回は「学校が怖い」「先生が怖い」「教室がうるさい」と学校を嫌がるときの言葉について、書籍『息子が不登校だった心理カウンセラーが伝えたい不登校の子が元気になる言葉つらくなる言葉』(青春出版社)から一部抜粋してお届けします。

書籍『不登校の子が元気になる言葉つらくなる言葉』

「学校が怖い」「先生が怖い」「教室がうるさい」と学校を嫌がる

目次

・「学校が怖い」「先生が怖い」「教室がうるさい」と学校を嫌がる
・【毒】になる言葉「なんで先生が怖いの?何か嫌なことやひどいことをされたの?教室がうるさいって学級崩壊でもしてるのかな。お母さんが先生に連絡してあげるから大丈夫よ!」
・【薬】になる言葉「学校が怖いと感じているんだね。どうして学校が怖いと思ったの?学校が怖いって気持ちをお母さんに伝えてくれてありがとう。お母さんに何かできることあるかな?」
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※画像はイメージです

【毒】になる言葉「なんで先生が怖いの?何か嫌なことやひどいことをされたの?教室がうるさいって学級崩壊でもしてるのかな。お母さんが先生に連絡してあげるから大丈夫よ!」

【薬】になる言葉「学校が怖いと感じているんだね。どうして学校が怖いと思ったの?学校が怖いって気持ちをお母さんに伝えてくれてありがとう。お母さんに何かできることあるかな?」

学校を怖がり嫌がる肯定的意図

⇒被害者でいれば誰かに守ってもらえる

⇒気遣ってもらえる、大切に扱ってもらえる

⇒愛されていると実感できる

⇒承認欲求が満たされる

⇒自信

本人は気づいていませんが、無意識化では「被害者でいれば守ってもらえる」「自分から動かなくても助けてもらえる」「かわいそうな存在だと周りから大切に扱ってもらえる」という恩恵を受けています。


自分は愛されていると実感できると、自分は大切な存在、特別な存在なんだと自信が持てます。

苦手なことや嫌なこと、新しいことにチャレンジするときはとても勇気がいります。現状のままでいればストレスや不安を感じずに過ごせるし、慣れ親しんだ安全な場所に留まり続けられるので居心地よくいられます。

現状を変えようと行動するのはとても大変ですし勇気がいるので、誰かのせいにしたり何かと理由をつけて現状のままでいようとするのです。子どもの「したこと・できたこと」を認め、ありのままのあなたに価値があると伝えていくことで、自分は大切に扱ってもらえている、愛されていると実感し、自信が持てます。
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