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「子どもが誘拐される映画で泣く」「しんどいと夫に言う」メンタル不調をどう乗り越えた? ママたちのセルフケア術

マイナビ子育て

夫の「ありがとうね」に救われた

「子どもが誘拐される映画で泣く」「しんどいと夫に言う」メンタル不調をどう乗り越えた? ママたちのセルフケア術


●夫や実母に話を聞いてもらったり、自治体に電話したりした。(1歳児ママ/ぴかりさん/38歳)

●夫や友だちに話を聞いてもらっていた。宅配でおいしいご飯を頼んだ。(0歳児ママ/かなさん/33歳)

●すべてのことにイライラした。夫に言いたいこと言う! 受け止めてもらう!(0歳児ママ/ふいさん/28歳)

●しんどい気持ちを夫に話して聞いてもらった。「いつもありがとうね」と言ってくれて嬉しかった。(2歳児ママ/すずさん/36歳)

もっとも多かったのは「人に話を聞いてもらう」こと。夫や実の親、友人など、心を許している人に胸の内を聞いてもらえるだけで、少し落ち着きを取り戻すことができます。


アドバイスも要りません。聞いてもらえるだけでいいんです。話しているうちに、自分の頭の中で物事が整理されていくこともあります。幼い我が子はかわいいものの、会話は成立しないため、大人らしい会話のキャッチボールが恋しい日々。たわいもない普通の会話をし、共感してもらえるだけで、安心できるんですよね。

そもそも、育児で一番つらいのは自分ひとりだけでがんばっているような孤独感に襲われること……という人も多いでしょう。気持ちを分かち合える相手がいるだけで、そうした孤独感からも解放されるかもしれません。

SNSで仲間発見!

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●真夜中でもSNSで同じように起きてるママさんがいて、同じ夜を同じように眠れずに過ごしてる人がいることに救われた。
(2歳児ママ/すみれさん/37歳)

●SNSやYouTubeで同じような境遇の人を見て励みにした。(2歳児ママ/まゆさん/31歳)

●SNSで、同じ境遇の人を見て少し安心したり、辛かったときのことを思い出して今が幸せなんだと暗示。(0歳児ママ/もももさん/38歳)

SNSではさまざまな人が投稿を行っており、子育て中のママによる、いわゆる「ママ垢」も多くあります。子育て日記代わりに投稿している人もおり、ちょっとしたハプニングへの愚痴や感動した出来事に、共感している人が多いのではないでしょうか。

自分と似たような境遇の人を見つけると、知らない人だけど妙な親近感。自分だけが大変じゃないんだな、みんないろいろあるんだなぁとも思えてくるんですよね。たまに、とんでもない事件を笑いに変えて投稿している人もいて、思わず声に出して笑ってしまうことも。

もし身近に相談しやすい人がいないのであれば、少しのぞいてみると、解決の糸口が見つかるかもしれません。


泣いてスッキリ!

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●夫に悩みなど話を聞いてもらい、泣いてメンタルをリセットしています。(0歳児ママ/オカピさん/31歳)

●とにかく泣く、スッキリします。あとは親子ものの映画を見たりしました。子どもが誘拐されてしまうやつなどを見ると、「失いたくない、がんばろ! 子ども好きじゃん! 自分! 大切な存在じゃん!」と自分を鼓舞できた。(0歳児ママ/るかさん/28歳)

●泣きたいときは思い切り泣く。大体睡眠不足が原因なので、家族に赤ちゃんを任せてしっかり睡眠を取らせてもらう。(0歳児ママ/いのりさん/29歳)

子育て中に限らず、おもいっきり泣くとなぜか心がスッキリしますよね。それは、涙がストレスホルモンを排出しているからと言われているんです。


この「泣く」という状態は、体の中では副交感神経が優位な状況となっています。副交感神経は「休息の神経」とも言われ、心と体をリラックスさせてくれる働きがあるのだそう。ストレスでいっぱいだった心が、泣くことでスッキリして落ち着くのは、このためだったんですね。

子育ては長丁場。そのとき抱えている問題はすぐには解決できなくても、思いっきり泣くことで、心を軽くすることはできるかもしれません。泣きたいときは思いっきり泣いて、ストレスを解放しちゃいましょう。

気分転換の時間を作る

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●赤ちゃんも連れてですが、遠くへドライブします。見たことない景色を見ると少し心がスッキリします。
(1歳児ママ/ほーなさん/31歳)

●笑える動画やテレビを観る。(1歳児ママ/にこさん/36歳)

●アロマオイルの香りを嗅いだり、悲しい気持ちが落ち着くまでやり過ごしたりしていた。(1歳児ママ/ボンさん/35歳)

●午前中に意識的に日光に当たったり、簡単に体操をするなど、うつ病の行動療法に当たる内容を行うように心がけた。(0歳児ママ/ぽむみくすさん/38歳)

意識的に気分転換の時間をとるって大事ですよね。自分の好きなことを楽しむことで、落ち込んだ気持ちを切り替えられます。

また、日光浴は幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌を促してくれるので、とっても有効! 雨の日が続くと鬱々とした気分になってきますが、それは日光を浴びれてないことも一因です。

特に、朝日は体内時計をリセットする効果があると言われており、夜の質のよい睡眠につながると言われています。季節にもよりますが、1日に5〜30分をめどに朝日を浴びるとよいでしょう。


第三者にヘルプしてもらう

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●産後ナニーさんに来てもらい、家事を手伝ってもらいつつ話も聞いてもらって、救われた気持ちになった。(2歳児ママ/Sakuraさん/39歳)

●実家に行って家事を何もせず、育児も親に手伝ってもらいました。(2歳児ママ/mさん/26歳)

積極的に誰かに助けを求めることも大切です。実の親に助けを求めてもいいですし、産後ケア施設や、産褥ナニーと呼ばれる産後ケアもしてくれるベビーシッターサービスを利用するのもいいですよね。

現在の日本では核家族化が進み、昔と比べて子育てにかかわる大人の手が減って、親ひとりの責任が重くなっていると言われています。産後の体で赤ちゃんにたったひとりで向き合わなければいけないのは、心身ともに負担が大きいと言わざるを得ません。

もし誰かを頼れるのであれば、自分が倒れてしまう前に助けを求めるようにしてください。それこそ、赤ちゃんのママはたったひとりなのですから。


自分で自分を褒めよう

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●やったことを箇条書きにして、がんばっている自分を肯定する。(1歳児ママ/あずきさん/31歳)

自分で自分を褒めること! これ、重要です。

子育ての成果があるとして、それがわかるのは、いつか子どもが社会に出てから。思うようにいかず、葛藤する日も多いでしょう。

別に誰かに評価されたくて育児をしているわけではありませんが、やはり自分のやっていることは認めてもらいたいですよね。

我々ママはがんばっています! そこは胸を張って主張していいことです。誰も褒めてくれないなら、自分で自分を褒めていきましょう。

まとめ


産後にメンタルが落ち込んだとき、どのように乗り越えていったのか、先輩ママたちの体験談をご紹介しました。

さまざまな方法がありましたが、もっとも重要なことは「自分の気持ちを我慢しないこと」ではないでしょうか。

つらいときは「つらい」と言っていいし、泣きたいときは泣いていいんです。我慢していると、まわりの人たちは「平気なんだ」「大丈夫なんだ」と思ってしまいます。

誰も頼れないと自分は思っていても、気にかけてくれる人はきっといます。ストレスでいっぱいになってしまう前に、自分なりの解消方をぜひ見つけてくださいね。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2025年9月15日〜17日
調査人数:69人(22歳~40代までで末子の年齢が2歳以下のママ)

(マイナビ子育て編集部)

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