孤独な育児や「記憶なし」になるほどの必死な毎日...心身が戻らないまま育児に突入する“かくれ産後”とは?
3月5日は“産後ケアの日”、多様化する産後の女性の悩みを徹底調査
今回の調査により、7割以上の人が産後を「1年以内」と認識するものの、心や身体のコンディションが出産前の状態に回復した人は5割にとどまっていることがわかり、認識していない「かくれ産後」が存在することが明らかになりました。
そのほか、産後の女性の悩みが多様化し、さまざまなタイプに分かれていることや産後の育児などで周囲に頼れなかったと感じる人が約半数いること、産後に“自分をケアする時間を取れなかった”と感じる人が約7割いることなどが明らかになりました。
調査結果詳細-1:意識と身体の産後ギャップ、“かくれ産後”が明らかに!
「あなたご自身にとって“産後”という言葉があてはまると思う期間はいつまでですか」という問いに対して、「出産直後〜1年」と回答した人の割合が72.8%で、約7割の女性が“産後=1年以内”と定義していることが明らかになりました。
一方、「出産後、実際に身体や心が「妊娠前のコンディションに戻った」と実感したのは、いつ頃でしたか」という問いに対して、「出産直後〜1年」と回答した人の割合は48.3%に。
意識と体や心の産後の期間の認識に約2割のギャップがあり、「かくれ産後」の存在があることが明らかになりました。
調査結果詳細-2:産後の女性の多様な悩みが顕在化!あなたはどのタイプ?
続いて、「産後の時期を思い返した時、あなたが感じていた気持ちや心の状態を教えてください」という問いに対しては、さまざまな回答がありました。
自由回答を分析してみると、産後の女性の多様な悩みが顕在化しました。そんな女性の悩みをタイプ別に紹介しています。
調査結果詳細-3:産後の育児「周囲に頼る?頼りづらい?」
また、「産後に、パートナーや家族にどの程度頼ることができましたか」という問いに対して、「頼れなかった」と回答した人の割合は47.8%の約5割となりました。その内「本当は頼りたかったが遠慮した」と回答した人は18.0%で、約2割は周囲に頼りたいけど遠慮してしまう傾向にあることが明らかになりました。
調査結果詳細-4: 産後の時期ごとに「必要だった」と感じる“産後ケア”とは?
次に、「産後ケア」という言葉を知っていたか質問したところ、約9割が「産後ケア」の言葉を認知していることがわかりました。その内「内容までよく知っていた」と回答した人の割合は27.0%と約3割で、約6割が内容まで知らない実態が明らかになりました。
また、「あなたがイメージする“産後ケア”をすべて教えてください」という質問に対しては、産後の期間によってイメージ内容が異なることがわかりました。
産後1年以内では、「赤ちゃんの預かり・一時的に離れるサポート」や「家事サポート」のスコアが高く、目の前の育児・家事負担からの物理的な解放が産後ケアの中心的イメージとなっているのに対し、産後5年以内では、「心のケア」「育児サポート」「医療・専門家によるアドバイス」「パートナー・家族による支援」など、精神的・専門的・周囲からの多面的な支援に対するイメージが強く、長期的育児生活への対応を産後ケアとして捉えていることが明らかになりました。
調査結果詳細-5:ママの“産後セルフケア”事情
次に、「産後、自分のための“セルフケア時間”はどの程度とれましたか」という質問に対して「とれなかった」と回答した人の割合は66.2%という結果となり、約7割が自身のセルフケア時間をとれなかったことがわかりました。
セルフケア時間をとれなかった理由について聞くと、「精神的な余裕がなかった」(39.9%)、「とにかく時間がなかった」(38.6%)、「休むきっかけ・タイミングがなかった」(36.7%)がそれぞれ上位となる結果となりました。
出産後は休む間もなく子育てが始まり、忙しい子育て中の毎日の中で自分自身へ意識が向かずにセルフケア時間を取る精神的・時間的余裕がない状況が、自身の心と身体のケアの優先度が下がってしまう要因となっているようです。
さらに、「産後の、自分のための「セルフケア時間」としてどのような時間が望ましいと思いますか」という問いに対して、「1人で気兼ねなく過ごせる時間」が最も望ましいと回答する人の割合が70.2%となり、約7割が産後のセルフケアとして“自分時間”がほしいと感じている実態が明らかになりました。
調査概要
調査名:産後ケアに関する調査
調査方法:インターネット調査
調査時期:2025年12月23日〜24日
調査対象:全国20代〜40代の出産経験のある女性600名
日本製紙クレシア
https://www.crecia.co.jp
(マイナビ子育て編集部)