【産婦人科医監修】胎動カウントとは?激しくても大丈夫&いつから始める?おすすめアプリもご紹介
胎動カウントとは?いつから始める?
妊娠中はお腹の赤ちゃんが元気にしているか気になりますよね。次の妊婦健診までのあいだや胎動が少なくなる妊娠後期に、自宅で赤ちゃんの様子を確認できる方法として取り入れられているのが「胎動カウント」です。
胎動カウントは、妊娠中のママが感じた胎動の回数を数えることで胎児の健康状態を確認する目安となります。妊娠28週から妊娠34週までのあいだに産婦人科医から胎動カウントのやり方を指導されるのが一般的です。
胎動カウントのやり方は?
胎動カウントのやり方は「10回胎動カウント法」が一般的に知られています。赤ちゃんが10回動くのにかかった時間を計測するもので、1日1回、毎日できるだけ決まった時間に行います。
カウントするタイミングは、食後や入浴後など赤ちゃんがよく動く時間帯が適しています。計測するときは座るか横になり、リラックスした姿勢をとりましょう。赤ちゃんが動いたときが計測開始の合図です。1回目の胎動を感じたら計測をスタートし、10回目までにかかった時間を記録します。
病院によっては10回胎動カウント法ではなく、一定の時間内に何回胎動があったかをカウントする方法を採用していることもあります。
胎動はどんな感じ?激しくても大丈夫?
赤ちゃんの胎動には、ごろんと寝返りしたりママが痛いと感じるほど強く蹴ったりする激しい動きや、モニョモニョとよじったりコショコショこすったりするような小さな動きがあります。びっくりしたり、しゃっくりしたりする動きを感じることもありますよ。
長く続く動作や連続した動作は、その動作が途切れるまでを1回として数えます。一定の間隔でリズミカルに動くときはしゃっくりかもしれません。しゃっくりはカウントに含まず、次の胎動まで待ちましょう。
胎動カウントの平均はどれくらい?
10回胎動カウント法は35分以内が目安
10回胎動カウント法の平均時間は妊娠末期で14.8分です(※1)。早い人は3~5分ほどで終わる一方で、40分ほどかかることも珍しくありません。時間が長くかかるからといって心配しすぎないことが大切です。
注意が必要なケースも
臨月が近づくと胎動は減り、計測時間が長くなる傾向にありますが、胎動減少が赤ちゃんの異常をあらわしている場合もあるので注意が必要です。一般的には1~2時間以上胎動を感じられなければ病院に連絡するように指導されます。