働くママをサポート!送迎保育ステーションとは?利用条件や料金についてご紹介
送迎保育ステーションとは?
待機児童ゼロを目指す取り組みのひとつ
送迎保育ステーションは、お迎えステーションや保育ステーションなどとも呼ばれます。保護者のニーズと保育施設とのあいだに生じるミスマッチを解消し、待機児童ゼロを目指すための取り組みのひとつとしてスタートしました。
保護者が仕事などで保育園が開所している時間帯に送迎が困難な場合や、住まいや勤務地と保育園が離れていて利用できない場合、通園可能な範囲に保育園の空きがない一方で遠方の保育園には空きがあるといった場合に利用できるよう、一部の自治体で整備が進められています。
厚生労働省は「広域的保育所等利用事業」の一環として送迎保育ステーションの設置を推進しており、現在開設されているのは34自治体・41ヶ所です(※1)。近年は保育園だけではなく幼稚園にも対象が広がっています。
送迎保育ステーションの役割は?
保育園・幼稚園への送迎
送迎保育ステーションは、子どもが日中に在籍している保育園や幼稚園への送迎拠点となる施設です。保育園や幼稚園には専用バスによる送迎が行われ、朝の登園前と夕方の降園後に一時保育を行っています。
駅前など利便性の良い場所に開設されているため、ママやパパが子どもの通う保育施設に送迎してから勤務先に向かうよりも利便性が増し、保育施設利用の選択肢が広がります。
降園後の保育
保育施設への送迎とともに、送迎保育ステーションが担っているのが降園後の預かり保育です。日中子どもは在籍する保育園や幼稚園で過ごしたあと、送迎保育ステーションに戻ってからその場で一時保育が受けられます。ほとんどの送迎保育ステーションでは延長保育が実施されているので、ママやパパは柔軟な働き方が可能となります。
送迎保育ステーションの利用条件や料金は?
送迎保育ステーションの利用条件は設置している自治体により定められています。利用対象の条件として掲げられているのは、自宅から保育施設までの距離や通勤時間、指定の保育施設への入所、子どもの年齢などです。
対象年齢は満1歳~2歳以上としているところが多く、利用料金は1日あたり200~500円、月額上限は2,000円が相場となっています。そのほかおやつ代、給食代、延長保育代などが費用として別途必要な場合があります。
送迎保育ステーションを利用する日の流れ
送迎保育ステーションは朝7時から子どもを預かり、日中に在籍している保育施設の開所時間に合わせて8時ごろから送迎を開始します。