【産後ママが知っておきたいこと】産後ケアサービスとは?産後うつチェックや育児のコツ
産後のママの身体の状態
10ヶ月の妊娠期間を通じて変化したママの身体は、産後6~8週間かけてほぼ妊娠前の状態に戻ります。この産後の期間は産褥期と呼ばれ、妊娠中に増加していた女性ホルモンの分泌が急激に減少しさまざまな不調を感じやすくなる時期でもあります。
お腹や腰の痛み、不安感、物忘れがひどくなるなどといった症状がみられますが、ほとんどの症状は時間の経過とともに回復していくため、心配ないことがほとんどです。疲れがたまると症状が悪化やすいため、心身ともにゆっくり休める環境を整えましょう。症状が長引いたり強く症状が出たりするときは医師に相談してくださいね。
産後のママを助けてくれるサービス
身体をしっかりと回復させるためにも、産後はできるだけ安静に過ごすことが大切ですが、赤ちゃんのお世話を優先して自分のことは後回しになってしまうママも少なくないでしょう。
家族のサポートが受けられなかったり、大人の手が足りなくなったりしたときは、民間が運営するサービスや自治体の産後ケア事業のサポートを活用するのがおすすめです。掃除洗濯といった家事をはじめ、きょうだいのお世話や買い物代行、子育てに関する相談などの支援が受けられ、ママの負担を大きく減らすことができますよ。
産後うつの症状があるときは早めに相談を
産後は時間の経過とともに症状が回復していくマイナートラブルの陰に、医師への受診が必要な病気が潜んでいることがあります。
特にマタニティーブルーズと産後うつは症状が似ているため混同されやすく、注意が必要です。マタニティーブルーズが悪化して産後うつに移行したり、緊張感や睡眠不足が産後うつにつながったりすることもあるため、強い抑うつ感や不安感などが2週間以上続き、以下のセルフチェックリストで当てはまる症状が多い人は、早めに医師に相談してみましょう。
産後うつセルフチェックリスト
□漠然とした不安や心配がある
□わけもわからず恐怖感に襲われる
□ちょっとしたことで涙が出る
□不安や緊張感で眠れない
□物事に集中できない、対処できない
□物事が上手くいかないと自分のせいだと思う
□笑ったり物事を面白いと思ったりできない
□物事を楽しみに思って待つことがない
□悲しく惨めな気持ちになりやすい
□自分で自分を傷つけたくなる
産後をパートナーと一緒に乗り越えよう
産後パパ育休などの制度が充実し、夫が育児参加しやすい環境が整ってきていますね。