学費・食費・お小遣い…子育てで金銭的負担が大きいのは?
「子育てにはお金がかかる」と言われてもピンときていなかったけれど、実際に子育てをしてみるとその意味が痛いほどわかる…。そんなママ・パパも多いはず。
しかし、ひと口に「子育てにかかるお金」と言っても、学費や習い事、食費、洋服、お小遣いなど様々ありますが、世のママ・パパたちは、これまでの経験から、子育ての何にかかるお金の負担が大きいと感じているのでしょうか?
教育にかかるお金は負担が大きい?
2017年9月に明治安田生命が発表した「子育てに関するアンケート調査(対象:20~59歳の子どもがいる既婚男女1032人)」を見れば、その答えが見えてきそうです。
Q.子育てにおいて最も負担が大きいもの(複数回答)
1位:学費…44.5%
2位:習い事やお稽古事の費用…25.0%
3位:学習塾・家庭教師の費用…23.1%
4位:食費…21.9%
5位:特に感じていない(費用を把握していない)…16.7%
6位:衣類費…13.4%
7位:日用品…9.7%
8位:レジャー・旅行費用…9.5%
9位:誕生日・クリスマス・お年玉等記念日の費用…7.3%
10位:部活動費用…6.7%
11位:受験費用…6.4%
12位:お小遣い…2.1%
TOP3までは、教育系の出費がズラリ。1位の「学費」に関しては、「平成28年度子供の学習費調査」(文部科学省)を見るとわかるように、幼稚園から高校まですべて公立に通ったとしても約150万円、すべて私立に通った場合は約440万円もの出費。仕方がないとはいえ、負担になると考えるのも無理はありませんね。
2位には「習い事やお稽古事の費用」、3位には「学習塾・家庭教師の費用」が続いているところを見ると、教育熱心なママやパパは多いのかも?
4位には「食費」がランクイン。必ずしもそうではありませんが、子どもの年齢が高くなってくるにつれて実感しやすいこと。
特に中高生くらいのいわゆる“育ちざかり”の子どもがいると、お米があっという間になくなってビックリなんてことも…。
5位には、「特に(負担を)感じていない」がランクインしていますが、数値を見るとわずか16.7%のみ。逆算すると、83.3%は負担を感じているともいえるので、やはり多くのママ・パパが「子育てにはお金がかかる」を痛感していることがわかります。とはいえ、負担に感じてしまっても、そこにお金をかけることをやめないのは、自分たちの子どものことを大切に思うから。