【顔に力が入っちゃう子必見】顔や身体が力んでいると遅くなる! 力みを取って速く走る練習法|練習動画
サッカーやスポーツをしている人であれば、「もっと速く走れるようになりたい!」と思うもの。「スピードアップ」は永遠のテーマと言えるでしょう。
そこで今回はスピードアップのスペシャリストである、ヴァンフォーレ甲府のフィジカル・コンディショニングコーチの谷真一郎さんに「スピードアップのための5つのポイント」を教えてもらいました。タニラダーを使った、速く走るための練習法も動画でご紹介しますのでご覧ください。
動き自体はシンプルですが、速く走るために、とても大切なコツを紹介してくれています。これを読んで実践することで、スピードアップにつながること間違いなしです!
(取材・文:鈴木智之撮影:藤森悠ニ)
<短期集中連載>
【今日からできる】運動会でも速く走る方法
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顔や身体が力んでしまうのはスピードを落とす要因になってしまうと谷コーチは教えてくれました
■足を速くするトレーニングの前に知るべき「スピードを落とす5つの要因」
今回は「直線的な走り」にテーマを絞って、谷さんに教えてもらいます。サッカーの試合中のスプリントやダッシュ、運動会の100m走や徒競走などで役立てることができるテクニックです。
最初に谷さんは「スピードを落とす原因になる5つの動き」について解説します。
「足を速くするためには、速くするためのトレーニングももちろん必要ですが、その前に『無意識的にやってしまっている、スピードを落とす動きの改善』から入ることが大切です。私がトップレベルのプロ選手や子ども達を指導して感じる、スピードを落とす代表的な5つの動きがあります」
それが、次の5つです。
(1)力んで走る
(2)腕を斜めに振り、肘を伸ばして走る
(3)上半身が前傾しすぎる
(4)大股&かかと着地でブレーキが掛かる
(5)膝が上がらず、狭いストライドで走る
まずは1つ目の「力んで走る」ことから。どうしても「速く走らなければ」と思うと、体に力が入ってしまうもの。しかし、この「力み」から来る姿勢の悪化が、スピードを落とす原因になってしまっているのです。
「速く走るためには、地面を踏んで得られるエネルギーを、前へ進むパワーに変換することが重要です。そこで大切なのが、正しい姿勢で走ることです。姿勢が悪いと力みにつながり、地面から得たエネルギーを走りのパワーに効率よく変換することができません」