子育て情報『つらい目のかゆみ、鼻のグズグズにさよなら! サッカー少年を悩ます花粉症は治る時代。その方法とは』

つらい目のかゆみ、鼻のグズグズにさよなら! サッカー少年を悩ます花粉症は治る時代。その方法とは

近年、大人だけでなく子どもも、花粉症に悩まされているケースが多いようです。サッカーをするお子さんの場合、山の麓のグラウンドや風の強い河川敷など、花粉が舞っている状況でサッカーをする場面がたくさんあります。

そこで今回は、医療法人つばさ会高座渋谷つばさクリニックの武井智昭院長に、花粉症対策について話をうかがいました。後編では、サッカーの場面での対策、日常生活でできる体質改善、近年注目されている、花粉症が治る治療法などについて、話は進んでいきます。
(取材・文:鈴木智之)

目次

・症状が出たら医師の診断の元、薬を処方してもらうのが一番
・アレルギー症状を抑えるために腸内環境を整えることも大切
・汗の処理にも気をつけよう
・アレルギー症状を抑えるためにはクールダウンで体温を下げるのも効果的
・今や花粉症は治る!悩んでいる方は医師に相談を


つらい目のかゆみ、鼻のグズグズにさよなら! サッカー少年を悩ます花粉症は治る時代。その方法とは


■症状が出たら医師の診断の元、薬を処方してもらうのが一番


つらい目のかゆみ、鼻のグズグズにさよなら! サッカー少年を悩ます花粉症は治る時代。その方法とは


この記事が公開されているいまは、花粉シーズンの真っ最中。前回の記事でもお伝えしましたが、花粉症対策の一番の方法は、病院に行き、花粉症の薬をもらうことです。武井院長は言います。

「飲み薬、点鼻薬、目薬と、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどを軽減する薬を服用することで、症状をある程度、抑えることができます。花粉症で咳が出ることもあるので、その場合は医療機関を受診して、咳止めを処方してもらうと良いでしょう」

■アレルギー症状を抑えるために腸内環境を整えることも大切

つらい目のかゆみ、鼻のグズグズにさよなら! サッカー少年を悩ます花粉症は治る時代。その方法とは


花粉症はスギやヒノキのアレルギー反応によって起こります。近年、花粉症のほかに、食物アレルギーや気管支喘息など、子どものアレルギーの病気が全体的に増えてきているそうです。

「原因として挙げられるのが、食生活の欧米化です。アレルギーの病気や免疫の病気、感染症にも言えることですが、人間の白血球やリンパ球などの免疫に関わる細胞は、多くのものがお腹の中にあります。
『腸活』をして、善玉菌が含まれているヨーグルトや食物繊維などを摂ることで、腸内環境を整え、アレルギー症状を抑えることが大切です」

『腸活』は腸内環境を整えて、健康な体を手に入れるために行うものです。アレルギー症状を軽減させるためには、脂っこい食事やジャンクフードなどを控えて、7時間以上睡眠をとるといったように、生活習慣を見直し、アレルギーを起こさないための体質にすることが重要なのだそうです。「最近の小学生は食生活の欧米化や、野菜をあまり食べなくなってきているので、摂取する食物繊維が少なくなっています。さらにコロナ禍で外遊びが減り、運動時間の減少も見られます。腹筋の筋力が落ちると排泄機能も低下します。便通が良くなることで腸内環境は改善するので、食物繊維を摂ることと適度な運動を心がけてみてください」

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