エラシコとは? あの人が作り出した? テクニックを解説
サッカーの魅力の1つともいえるのが華麗なテクニックです。この記事では、数あるテクニックの中でも、見ている人を魅了しやすいエラシコについて解説します。そもそもエラシコとはなんなのか知りたい、やり方やコツが気になるといった方はぜひ参考にしてください。
エラシコとは
エラシコとはサッカーにおけるテクニックの1つです。アウトサイドでボールを外側へ軽く押し出し、同じ足のインサイドで素早く逆側に切り返すことで、相手をかわすことができます。難易度の高いテクニックですが、うまくできるようになれば、一瞬で相手を抜き去ることも可能です。
ちなみにエラシコは、「輪ゴム」を意味するポルトガル語である「エラッスチコ」に由来しています。ボールがアウトサイドからインサイドへとスムーズに移動する様子が輪ゴムのようであることから、このような呼ばれ方をしているとされています。
エラシコが得意な選手は?
試合でエラシコを使用するプロの選手は少なくありませんが、特に元ブラジル代表のロナウジーニョはエラシコの使い手として有名です。また、意外と知らない人も多いかもしれませんが、実はエラシコは、サッカー解説者であるセルジオ越後さんが発案者だとされています。
エラシコのやり方
ここで改めてエラシコのやり方を確認しておきましょう。エラシコは、ドリブルしている最中に、アウトサイドでボールを外側へ押し出し、その直後に同じ足のインサイドでボールを切り返し相手を抜きます。
同じ足でインサイド→アウトサイドとボールに触れる仕組みであるため、軸足の位置は変えずに行ってください。また、インサイドでの切り返しを行ったあとは、相手を置き去りにするためにドリブルのスピードをアップさせることも重要です。
エラシコを行う際のコツ
ここでは、エラシコを行う際のコツを3つ紹介します。これからエラシコを身につけようとしている方は参考にしてください。
ヒザの使い方を意識する
鋭くスピーディーなエラシコを行うためには、膝の使い方が重要です。
アウトサイドでボールを蹴る場合、膝の向きはややボール側に傾ける程度となるのが一般的です。しかし、エラシコの場合膝の傾きが浅いと次の動作にスムーズに移行できないため、膝を体が倒れそうなくらいしっかりと傾けることがポイントとなります。膝の傾きを確保することによって、ボールを足が追い越せるため、次のインサイドの動作に移りやすくなるでしょう。