子どもたち自身が「考える力がついた」と実感するキャンプで、コーチたちが行っている声掛けと「ライフスキル」指導とは
サッカーの技術だけでなく、人間的な成長を促すサカイクキャンプ。実際参加した子どもにどんな変化があったのか、親御さんは成長を感じているのか。気になる方、いますよね。
この夏のサカイクキャンプに参加してくれたお子さんと親御さん、それぞれの声を聞いたのでご覧ください。
愛知県に住む小学4年生のリュウノスケくんと1年生のシュンノスケくん兄弟は、今年の富士キャンプ(静岡会場)が初めての参加でした。
兄弟そろっての参加ではありますが、1年生のシュンノスケくんが親元を離れて宿泊を伴うイベントに参加するのは初めてだったそう。話してくれたエピソードや感想は「低学年での参加はまだ早いかな」とお思いのお子さんや親御さんのご参考になるかもしれません。
(取材・文:小林博子)
夏のサカイクキャンプに参加したリュウノスケ君(左)とシュンノスケ君(右)兄弟
<<夏キャンプ参加者の声「自信がなかった息子がキャンプ後も自信をもって声掛けができるようになった」理由
■サカイクが提唱する「自分で考えて決める力」に共感
サカイクキャンプ参加は、ご両親からの提案でした。
お母さんはこう話します。
「なんとなく始めたサッカーでしたが、お兄ちゃんの学年が上がるにつれて、ポジションやレギュラー争いなどで親の欲のようなものも出てきていました。そんなモヤモヤした気持ちで過ごす日々を送っていた時に出会ったのが、サカイクの『自分で考えて決められる賢い子供 究極の育て方(KADOKAWA)』でした。1冊読み終わるころには、夫婦ともに気づくことが多くモヤモヤした気持ちも一気に晴れ、強く共感。そのメソッドを子どもたちに体感してもらいたいと、キャンプへの参加を提案しました」
試合の結果について自宅でもダメだしをしてばかりだった頃にこの本を読み、子どもたちにサッカーを通して学んで欲しいこと、どんな大人になって欲しいかに着目するようになったそう。ご両親が心から望むのは、サッカーを通して自分で考えて行動する力を養ってほしいということです。子どもたちへの接し方も変わったそうです。
ご自宅ではサカイクのYouTubeチャンネルを2人に見せ、子どもたちも共感。
サカイクキャンプで本格的に体験することを2人とも楽しみに当日を迎えました。
■自分で考えて行動する力が身に付くキャンプ
参加後の取材では、シュンノスケくんは「自分で考える力がちょっとついたと思う」