書き出すことで課題解決につながる! 指導者たちが実感するサカイクサッカーノートの効果とは
サカイクとしつもんメンタルトレーニングが開発した『サカイクサッカーノート』。使用した子どもたちや保護者、コーチから「書きやすい」「子どもの考えを知ることができて良い」などの感想をいただいています。
今回はシンキングサッカースクールに通う小学4、5年生のお子さんと保護者の方に、サカイクサッカーノートの活用についてうかがいました。
(取材・文:鈴木智之)
藤代さん監修!
1日10分で書けるサッカーノート>>
シンキングサッカースクールの生徒が書いているノートの誌面を見せてもらいました
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■サッカーノートは「正解」を探すものではないと認識して
千葉県佐倉市ユーカリが丘で活動中の「シンキングサッカースクールユーカリが丘校」には、幼稚園生から小学6年生までのお子さんが通っています。どのカテゴリーも『サカイクサッカーノート』を使い、子どもたちの成長やサッカーの上達に役立てています。
メインコーチを務める菊池健太コーチは「サッカーノートは小学1年生から書いています。小さい子の場合は、内容は気にせずまずはやってみようというスタンスです」と話します。
「僕たちコーチの方から、『こういうふうに書きなさい』と言ってやらせるのではなく、気づいたことやそのときの思いを素直に書いてほしいです。
上手に書けなくてもOK。学校の授業ではないので、正解探しにならないように気をつけています」(菊池コーチ)
■「大人に見せるため」に書くノートにしてはいけない
ノートにはコーチや保護者がコメントを書く欄があります。そこについては「できた、できない、良い、悪いと、大人が評価をしてしまうと、大人に見せるために書くノートになってしまいます。それでは意味がありません」と話し、次のように続けます。
「ノートを書くことは強制ではないですし、学校のテストでもありません。
あくまで子どもたちが、サッカーについて考えたり、イメージをふくらませるための手助けになるツールだと思っています」
■指導内容がしっかり伝わっているかを確認でき、スタッフ間で共有できる
サッカーノートを書くことは、お子さんだけでなく、コーチや保護者など、大人にもたくさんのメリットがあるようです。「子どもたちがノートに書いた内容を見ることで、僕たちコーチがトレーニングで伝えたことが、ちゃんと届いているかを確認することができます。