今年は目標を叶える自分になる! そのための目標設定のコツ
かわいい彼女ができていて会場に応援にきてくれる。
いつまでにどうなっていたいのか、近い未来への目標を立てるときに意識する時間軸のイメージ(提供:一般社団法人フィールド・フロー)
ここでまず大切にしたいのは「設定時期」が具体的に見据えることができる近しい未来であること。たとえば「25歳で海外のビッククラブに在籍している」だと今の自分との距離がありすぎて、具体的なシーンが思い描きにくいからです。
目安としては、今小学生なら中学生のころを、中学生なら高校生のころと、1ステップ上がった未来がやりやすいでしょう。「リアルなわくわくするシーンをたくさん想像してください」と柘植さんは話します。
■パフォーマンスの目標を分解していく
最後に行うのは、2つ目に言語化した3つのうち、「パフォーマンスの目標」を分解することです。
例えば以下のように思考を掘り下げていくことだと柘植さんは教えてくれました。
・強い選手とのマッチアップでも負けない体とは、どんな体?そのためにはどんな努力が必要?食事はどんなものをどれくらい食べたらいいのだろう?
・ドリブルで活躍するとはどういうこと?そのためにはどんな能力が必要?どんなことを知っておくべき?
・ここぞというシーンで点を決める決定力とは?「ここぞというシーン」とはどんなシーン?そのために必要なのはテクニック?強いメンタル?それとも......
パフォーマンス目標細分化のイメージ(提供:一般社団法人フィールド・フロー)
こうやってとにかく細かく、思いつく限り細分化しましょう。思考を次々に枝分かれさせてイラスト化する「マインドマップ」や、メジャーリーガーの大谷翔平選手が行ったことで知られる「マンダラチャート」形式がやりやすい人もいるでしょう。どちらの方法でも中心に書くのは、2つ目で書いた「結果」「パフォーマンス」「ストーリー」をもとにした、わくわくする瞬間にするのだそうです。
最後に書き込むのは「点数」だそうです。細分化された目標は、達成された時を10点満点とすると、今の自分は何点かを考え、今と目標を明確に比較します。
今が6点だとしたら、今年の終わりには7点、来年は8点......と少しずつ点数を上げていくためにできることはどんなことかも考えやすくなり、より現実味が帯びてくるのだそうです。
■スケジュールに落とし込む
ここまでできたら、あとは目標とする自分になるために言語化した行動をスケジュールに落とし込むだけ。