2022年1月4日 23:36
元Jリーガー播戸竜二さんが初監督で子ども達に伝えた、戦うために必要な「3つのこと」とは
1月3日(月)に開幕したU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021。毎年海外クラブを招いて同年代の世界レベルと本気で対戦できる大会です。
新型コロナウイルスの影響で2年連続の国内チーム同士の対戦となりましたが、子ども達は各地域予選を勝ち抜いてきた精鋭同士の戦いを楽しんでいます。
「大和ハウスDREAMS」の監督を務める播戸竜二さんが子どもたちに伝えたコンセプトを伺いました。
(取材・文:貞永晃二、写真:浅尾心祐)
「大和ハウスDREAMS」の監督を務める播戸竜二さん(写真:浅尾心祐)
■やってみて監督の大変さを理解した
――選手との合流は?
播戸昨日(1/2)昼頃合流して、15時と17時に2試合練習試合をして負けて、勝ってという感じでした。
――今回監督をされた経緯は?
播戸話をいただいたので、こういう大会があるのは知っていましたが、自分は監督をするというイメージは今まで持っていなかったので、チャレンジという感じで。
将来的に自分が監督になりたいという思いがそこまでない中で、今回の話をもらって監督を実際やってみたらどういう気持ちになるのかを確かめてみたかったのはありました。監督というのはチームにずっといないとなかなかできないことですから。
急に集まって試合をした子どもたちも大変だと思いますし、それをどう上手くまとめてどういうふうに持っていくかというのも(やってみて)つくづく監督って大変だなと思いました(笑)。
コーチとも初対面でしたが、選手たちともいい関係性を1日で作れていると思いますし、1試合目は負けてしまいましたが(インタビューは初戦直後)、あと2試合勝って決勝トーナメントへ行こうと話しています。なによりこういう場所で試合ができて、いつもと違う選手たちと、いつもと違う監督と試合をするのは子どもたちにはすごくいい経験になると思いますので、いい大会だなと思うし、自分にもいい経験になっています。
■子どもたちに伝えた、戦うための3つのこと
――どういう戦い方をしたいと?
播戸チームとして3つあって、1つはチームとして全体で戦うこと、1人で勝手なことをしないで全体として戦うこと。2つ目にチャレンジすること。シュートであったりパスであったり、いろんなことにチャレンジして前向きにプレーして欲しいということ。
3つ目は戦うということ。目の前の相手、敵に負けない1つの試合に負けないという戦う気持ちを見せて欲しい。