子育て情報『8人制では小さい子は使いにくい!? 11人制で輝ける子も。ワーチャレ上位監督が語る8人制をやりすぎる弊害とは』

8人制では小さい子は使いにくい!? 11人制で輝ける子も。ワーチャレ上位監督が語る8人制をやりすぎる弊害とは

先日開催されたU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ。準優勝のFCトリプレッタ渋谷ジュニア海老根監督と3位YFNARATESOROの杉野監督に、大会に参加した意義や11人制サッカーについて伺いました。

U-12といえば普段は8人制でプレーしていますが、ワールドチャレンジは11人制の大会。杉野監督は8人制と11人制についての問題提起をしてくれました。
(取材・文:貞永晃二、写真:吉田孝光)

目次

・普段対戦する機会のないチームとの試合で選手たちも成長
・ピッチが大きくなりスペースと時間ができる中での守備を練習してきた
・見ていて楽しめる、応援してもらえるチームを目指している
・試合を重ねるごとに11人制にスムーズに移行していけた
・8人制サッカーをやりすぎている
・8人制だから損する子、11人制だから輝ける子もいる
・8人制では小さい子は使いにくい!?
・全力でやったつもりだけど、後悔が残った


8人制では小さい子は使いにくい!? 11人制で輝ける子も。ワーチャレ上位監督が語る8人制をやりすぎる弊害とは


準決勝ディアブロッサ高田FC U-12対FCトリプレッタ渋谷ジュニア(写真:吉田孝光)

■普段対戦する機会のないチームとの試合で選手たちも成長

FCトリプレッタ渋谷ジュニアは、東京都渋谷区を拠点に活動するチームで、今大会は、グループリーグから決勝トーナメントのR16、準々決勝と5戦連続無失点勝利。準決勝で初失点を喫するが快勝し決勝進出。決勝では敗れ準優勝となりました。

――大会に参加された狙いは?
海老根宏監督全少出場を目指してやっていたんですが、東京都の大会で敗退してしまいました。
今年は日程が変わったり、予選の状況が変わったりでしたが、タイミングよくこの大会の予選が最後残っていたので、世界一を目指そうという狙いの中で出させてもらいました。海外のチームが来れないのは残念でしたが、普段対戦する機会のない関西のチームや全国でやったことのないチームと対戦できて、選手も毎試合すごく成長してくれているなと感じられましたし、参加してよかったなと思います。

■ピッチが大きくなりスペースと時間ができる中での守備を練習してきた

――R16まで無失点ですが、守備力に自信ありですか?
海老根点がそんなに取れないのでしっかり守備をしているということでもあるのですが(笑)。この年代だと普段は8人制かつハーフコートでやっているので、ワーチャレではピッチが大きくなってスペースと時間ができる中でボールの奪い方、奪う場所、タイミング、そこから攻撃を、という部分を出場が決まってからずっと合言葉のようにやってきました。試合をやるにつれて徐々に連係も良くなってきて、粘り強い守備から攻撃ができているのかなと思っています。

――11人制への準備は?
海老根1か月弱です。トレーニングとウチのジュニアユースとのトレーニングマッチをやらせてもらいました。なかなか東京ではグラウンドがないとか、出場する近辺のチームとかとはできなかったので。

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