ブンデスリーガ、マインツが「技術レベルが高くても内面が未熟な選手」は獲得しないワケ
選手が私たちのクラブで居心地よく感じてくれて、自分のパフォーマンスを発揮できる空気感があってというのがかみ合わないと、どちらにとってもプラスにはならないではないですか。仲間との生活、学校での生活、クラブでの生活。それらが機能しないことには始まらないんです」
このように選手としての才能だけではダメだという背景には、人間性の成長とプレーヤーとしての成長とには確かな相互関係があるからだとシュースターさんは主張します。どんな人間でも気分というのがあります。機嫌に左右されることがあります。
サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」
■サッカーと日常生活はすべてつながっている。謙虚さ、周りへのリスペクトを忘れずに
サッカーがうまくいっているときは学校でもうまくいくし、人間関係的にも問題がないというのはよくある話。そうした時でも謙虚さを失わずに、周りへのリスペクトを忘れずに、日々の生活を大切にしているかは長期的に見たらとても重要なポイントになります。
あるいはケガがあったり、調子を落としたり、あるいは監督やコーチとの関係がうまくいかなくなってしまい、スタメンで起用される頻度が少なくなったり、思い通りのプレーがなかなかできなくなってしまいます。
そうなると学校でのやる気が減少して成績も下がったり、誰かと話をしていてもちょっとしたことでイライラしてしまったりすることもあるでしょう。
そんな時でも落ち着いて自分を見つめ直して、何をするべきかを整理して、周りのアドバイスに耳を傾けて取り組んでいく姿勢を持っているかでその後は大きく変わってくるはず。
サッカーと日常、全てはつながっているのです。マインツで重要視されている「リスペクト、寛容さ、謙虚さ」について、皆さんもご家庭でお子さんとお話してみませ。
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