「日本で最高のアカデミーをつくる」横浜FCアカデミーアドバイザーのリチャード・アレン氏に聞いた日本サッカー発展のヒント
レベルの高いリーグで、試合に出ることがとても重要なのです。
――どうすれば、若い選手が出場機会を得られるようになったのですか?
当然、若手を起用しても結果を出さないといけません。3連敗もすれば監督も立場が危うくなる世界です。そんな厳しい環境の中でも結果を出せる若い選手の育成が重要になります。だからこそ育成システムに投資が必要なんです。
若手の育成には、ハード面の環境、仕組み以外にも優秀な指導者の育成も重要になります。フランク・ランパードなどは選手引退後に指導者としてすぐにトップレベルで指導する一人ですが、良い選手が生まれるためには、良い指導者が必要です。そのための指導者育成の仕組みも非常に重要なのです。
日本も同様にこのようなサイクルが生まれるための仕組みが必要でしょう。
後編は、その仕組みについて伺います。
リチャード・アレン氏プロフィール
2005年~2012年トッテナム・ホットスパーFCアカデミー部門採用最高責任者
2012年~2014年QPR FC アカデミー統括最高責任者
2014年~2017年FA(イングランドサッカー協会)タレントID(才能発掘及び育成)最高責任者
2018年~2021年ラフバラ大学フットボール統括ダイレクター
2022年~横浜FCシニアフットボールエグゼクティブ テクニカルアドバイザー
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