速く走れるようになり、キック力も高まる! 子どものポテンシャルを引き出す「正しいシューズの選び方・履き方」
現在、日本サッカーミュージアム内で、夏休みの自由研究制作ができるイベントを開催中です。(8月15日までテーマは「日本代表歴代ワールドカップを学ぶ!ワークブック」「10分工作で遊ぼう!グループE紙コップけん玉」)
8月1日から3日にかけては、サッカーについて学ぶスペシャルトークイベントが開催されました。
その中の一つ、アディダスフットボールフットウェアマイスターの箕形寛之さんを招いて行われた「シューズの履き方・選び方」では、知っているようで意外と知らない、足に合ったシューズの正しい選び方と履き方を紹介しました。
参加した子どもたちと記念撮影
■正しいシューズの選び方・履き方でキック力も高まる
サッカーシューズをなぜ正しく履かなければいけないのか。みなさん分かりますか。
箕形さんが「間違えた履き方をすると、速く走れなかったり、転びやすかったり、強いボールが蹴れないから」とその理由を説明すると、子どもたちだけでなく保護者のみなさんも真剣に耳を傾けていました。
シューズを正しく履くことによって、速く走れるようになる、相手選手とぶつかっても倒れなくなる、強いボールが蹴れるようになる、など子どもたちが持っている本来の力を十分に発揮できるようになるのだそうです。
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■大き目サイズを買うのはNG、ケガの原因にも
また、成長期の子どもは、洋服も靴もどんどんサイズアウトしてしまうので、サッカーのスパイクにおいても「すぐ大きくなるから」と少し大きめのものを買いがちではありませんか?
ですがそれは、ケガにつながるので止めてほしいと箕形さんは言います。
正しいサイズは、つま先に1cm程度の余裕があること。ちょっと大きめの靴を買って長く履かせようとする方も多いと思いますが、大きすぎる靴は痛みやケガの元なのだそう。子どものころは自分でどの位が適切なサイズか分からないので、シューフィッターがいる店舗などでサイズを見てもらい、感覚を覚えることが大事だと教えてくれました。
ほかにも、グラウンドに合わせてスパイクを選ばないと、ケガのリスクが高まるというお話も。スタッドの長さ、形状は天然芝向け、人工芝向け、土のグラウンド向けで異なるので、グラウンドに合ったものを履かないと、グリップが効かず、すべってケガをするなどのリスクがあるという話には、保護者の方々も大きくうなずきながら納得の表情を見せていました。