来季ブンデス1部加入決定の高校ナンバーワンストライカーが語る、決してスターではなかった少年時代
――FWでプレーした心境はどうでした?
「すごく楽しくやれていました。最初は1年生チームにいて、2年生でトップチームに上がりました。ただ、その時期に成長期がきて。140cmぐらいで中学に入学して、3 年生の春までに170cmまで伸びました。自分でもめちゃくちゃびっくりしました。でも、オスグッドになってしまって練習ができなかった。身長が伸びたので、体が使いやすくなって、足も速くなったんですけどね」
――そこで一気に伸びたんですね。練習だけでも大変だったと思います。
「そうですね。ケガが多く、2年生の頭から1年ぐらいは、まともに練習することができませんでした。ケガもあった中で、県トレセンはSBとして選ばれていましたが、"ボーダーラインの選手"でした」
――焦りはなかったんですか?
「なかったですね。そもそも2年生の時点で『プロになろう』なんて思ってもみなかったので」
――大迫選手は2年生の時点で主力として活躍していました。悔しさはなかったですか?
「それもなかったですね。そのころから塁はすごかったし、届かない存在で。『追いつこう』なんて考えたことはありませんでした」
FWとしての転機、初の年代別代表と選手権で変わった意識、そして最後の選手権にかける思い......
続きは『高校サッカー名鑑』で
福田 師王(ふくだ・しおう)
2004年4月8日生まれ、18歳。鹿児島県出身。
178㎝/70kg。神村学園中→神村学園高。
ボルシアMG内定U-19日本代表