子育て情報『子どものタイプによって響く指導が違う! 指導者に伝えたい3つのタイプ別「やる気と能力を最大限に引き上げる接し方」』

子どものタイプによって響く指導が違う! 指導者に伝えたい3つのタイプ別「やる気と能力を最大限に引き上げる接し方」

同じ親から生まれた子でも、本来持つタイプによって声かけが響く子と響かない子がいたり、同じように接しても反応が違ってイライラしたり......という事があると思います。

それは、親と子の持つ特性のタイプが違うから。自分と子どものタイプを理解することで、わが子が受入れやすい言葉を選んで伝えられるようになるため、子どもに響きやすくなったり、親自身のイライラが軽減されることを前回の記事で紹介しました。

今回は指導現場でのタイプ別コミュニケーション術をご紹介します。子どものタイプを理解してアプローチすることで、選手は自分の特性に気づき自信を持って伸びていくのです。
(構成・文:小林博子)

目次

・3つの素質タイプとは?
・指導現場で役立つ、タイプ別子どものやる気を引き出す言葉
・タイプ別、試合に負けた時、ミスした時の接し方
・特性に合わせた接し方は、良好な関係性構築のきっかけに


子どものタイプによって響く指導が違う! 指導者に伝えたい3つのタイプ別「やる気と能力を最大限に引き上げる接し方」


<<前回の記事:子どものタイプを知って親のストレス軽減!3つの素質タイプ別コミュニケーション術

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■3つの素質タイプとは?

まずは前回の記事で解説した3つのタイプについておさらいします。教えてくれたのは、統計心理分析学ツールの理論をもとに、子どもの素質や特性を3つのタイプに分けて多くの子どもと親の関係性の改善アドバイスをしてきたJr.アスリート分析アドバイザーの河野真杞さんです。


特性別3タイプとは、「共感」「独立」「直感」の3タイプ子どもの特徴
「共感」タイプ
・仲間への気遣いや優しさを人一倍持っている
・信頼できる仲間と一緒なら頑張れる
・注目される場面で緊張しやすい
・自分より周りの意見や気持ちを尊重する
・新しい環境や集団に1人で入るのが苦手

「独立」タイプ
・個人プレーが得意
・自分のペースを崩さない
・思ったことをストレートに言葉にしがち
・具体的な目標があると頑張れる
・他人への関心度が低め

「直感」タイプ
・本番に強くここぞというところで力を発揮できる
・理想が高く、大きな夢や展望がある
・俯瞰でものごとを捉えることが得意
・上下関係を大切にする
・努力や反省は大の苦手

<<前回の記事:子どもの素質別3タイプの詳細

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■指導現場で役立つ、タイプ別子どものやる気を引き出す言葉

それぞれのタイプで大きく変わるのが響く言葉。特に褒める際に使う言葉や褒めポイントが全く異なり、やる気スイッチをオンにしてあげられるかどうかが変わります。サッカーや野球でも、指導者が使う言葉次第で子どもの目の色はガラリと変わるはず。

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