「役割を理解して、プレーできるかどうか」元日本代表の橋本英郎さんが考える、上のレベルでプレーするために必要な事
U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジで、大会の目玉となったのが、街クラブ選抜です。今大会は大和ハウスFUTURES、大和ハウスDREAMSの2チームがエントリーしており、構成メンバーは全国で開催されたセレクションで選ばれた選手たちです。
毎年、元プロ選手やプロ監督がチームを率いることで知られており、今大会の大和ハウスFUTURESは、ガンバ大阪などで活躍された、元日本代表の橋本英郎さん。大和ハウスDREAMSは、柏レイソルやジェフユナイテッド市原・千葉で活躍された、元日本代表の近藤直也さんが監督を務めました。
大和ハウスFUTURESは初戦でFC大泉学園と対戦し、3-0で勝利しました。試合後、監督としてチームを率いた、橋本英郎監督(以下、橋本)に話をうかがいました。
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)
セレクションで選ばれた大和ハウスFUTURESの選手たち(C)新井賢一
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■この大会で経験したことが底上げにつながればいい
――今回、大和ハウスFUTURESの監督を受けようと思った理由を教えてください。
橋本いろいろな選手が全国から集まっているので、彼らの将来に触れることができる機会はあまりないと思ったのと、彼らが自分のチームに戻ったときに、ここで経験したことが周りに派生していって、底上げになればいいなという思いがありました。
そこに関われるのであればやってみたいということで、監督を引き受けました。
大和ハウスFUTURESの監督を務めた元日本代表の橋本英郎さん(C)新井賢一
――今年1月に現役引退を発表されましたが、普段は指導に関して、どのような関わり方をしているのでしょうか?
橋本今は高校と大学で指導しています。あと、ジュニアユースのチームを(兵庫県の)明石で持っていて、スクールもしています。将来的にはトップの方に入っていくつもりですが、まずはいろいろ勉強しながら、その先に進むことができたらいいなと思っています。
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■指示を出されることに慣れている子が多い
――大和ハウスFUTURESの選手たちに、どのようなことを伝えたいですか?
橋本ある程度、力のある子が集まってきているので、当然いい部分もあるのですが、チームでちやほやされている子が多いと感じました。