上田綺世らを輩出、世界に羽ばたく選手育成を目指すマルバが「勝ち負けの前に」大事にしていること
その部分はもったいなかったですが、やれるだけのことはやりました。
■上田綺世は、監督が要求することに応えつつ点を取ることにこだわったから今の活躍がある
――この経験を、選手たちにどう今後に活かしてほしいですか?
浅野マルバからプレミアリーグに行く選手であったり、バロンドールを出すことを目標にしているので、そこを目指してほしいです。この前もOBの上田綺世と話をしていて、いまお話したようなことを、あいつにもずっと言ってきたんですね。彼も「自分の特徴や、自分に何ができるかが、プロにつながった」と言っていました。
監督が要求することに応えつつ、ストライカーとして点を取ることにこだわってきて、その結果がベルギーリーグで22ゴールですから。「それもマルバと一緒に成長してきたことだね」って話をしたんですけど、今いる選手たちにもそこは求めたいです。そこに到達するイメージは湧いているので、そうなってくれたらいいなと思っています。
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■選手たちはどう感じたのか
試合後、選手たちに話を聞きました。(予選リーグ2試合目FC PORTA戦後)
インタビューを受けてくれたのは郷内煌生くん(10番)、松原龍南くん(5番)
試合の感想を語ってくれた選手たち(C)新井賢一
■初戦は緊張していつものプレーができなかった
――1試合目は横浜F・マリノスプライマリーに0-1で敗れました。試合の感想を聞かせてください。
郷内どっちに転んでもおかしくない状況だったんですけど、コーナーキックの1点で勝敗が決まってしまったので悔しいです。みんな緊張していて、自分たちがいつもやっているプレーができなくなって、そのときに失点してしまったので、焦って点を返せずに負けてしまいました。
松原1試合目は少ししか出ていないのですが、外から見ていて、攻める人数が少ないなと思いました。後半は相手に攻められていたので、こっちが攻めに行くときの人数が少なくて、点を決められませんでした。――2試合目のFC PORTA戦では、郷内選手がフリーキックから2点決めました。
キックは得意なのですか?
郷内はい。相手のGKが大きくはなかったので、良いコースに蹴れば入るかなと思って蹴ったら入りました。
――2試合目は、どのような感想を持っていますか?
松原前半は点を取ることができなかったけど、自分たちのペースだったので、後半に入って点を決めることができたので良かったです。