子育て情報『マルチスポーツの息子。サッカー一本に絞るべきか悩む問題』

2023年10月25日 20:00

マルチスポーツの息子。サッカー一本に絞るべきか悩む問題

身体能力といえば、筋力、柔軟性、俊敏性やコーディネーション(調整力)、巧緻性など、多種多様です。

それらは、一つのスポーツを集中的にやるよりも、複数のスポーツをやることでより伸ばすことができるといわれています。つまり、マルチスポーツは、幼少時にアスリートとしての「伸びしろ」を最もつくれる方法だと私は考えています。

さらに2つの利点を挙げると、複数のスポーツを経験することで、すぐれた才能を見出せる可能性が高くなる。もうひとつは、複数のスポーツを行うことで、本人も周囲の大人も成果主義になりづらく、スポーツの楽しさを味わえます。

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■小学生年代を「伸びしろを作る時期」ととらえるか、「勝負の時期」「最も輝いてほしい時期」と感じるか

前述したように、小学生6年間を「伸びしろを作る時期」ととらえるか、「勝負の時期」「最も輝いてほしい時期」と保護者が感じてしまうか。どちらかのような気がします。

一方で、お母さんはサッカー一本に絞ることには反対したい。
なぜならば、Aチームには足や膝に疲労性と思われる怪我をしている子が複数いるからです。では、そのような条件でないチームなら一本に絞ってよいと思っているのでしょうか。

ここは、お母さんが子どものスポーツをどうとらえるかを決めなくてはなりません。

まずはそれを決めたうえで、息子さんと向き合ったほうがいいと思います。息子さんはAチームの子に追いつくため、サッカー一本に絞りたい。他にどの競技をなさっているか書かれていないのでわかりませんが、その競技よりも「サッカーをもっとやりたい」と自ら思ったのなら、そこは認めてあげたほうがいいでしょう。

ただし、選ぶクラブに過剰な育成や競争といった問題があることは親としてきちんと伝えましょう。もしくは他のサッカークラブという選択肢はないのか考えてもいいでしょう。


ご相談文に「過剰な育成・競争が行われている環境の中どうしたら楽しんで取り組んでいけるのか、息子にはどう答えるべきか」とありますが、過剰な育成と競争の中でサッカーを楽しむのは難しいと思います。

■「失敗できない」「良き道を選ばせなければ」と過剰に親の責任に縛られないこと

マルチスポーツの息子。サッカー一本に絞るべきか悩む問題

(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

さらにいえば、そこまでお母さんの影響を受けるお子さんであるのなら、そのことを考えたほうがいいような気もします。

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