「他者を感じ、強みを伸ばす貴重なきっかけに」 サッカー以外も身につけるキャンプに保護者が魅力を感じた理由
今冬も箱根と大阪で開催される、サカイクサッカーキャンプは現在申し込み受付中です。参加を迷っている方の参考になるべく、2022年冬と今夏のキャンプに参加した石川メグル君とお母さんにインタビュー。
参加の動機やどんな成長実感があったかなどをお話いただきました。キャンプを通して長所をぐっと伸ばしたメグル君のエピソードをご覧ください。
(取材・文:小林博子)
サカイクキャンプでトレーニングに励むメグルくん
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愛知県に住む小学6年生のメグル君は、地域で活動するクラブチームに所属し、ポジションはセンターバックです。
サカイクサッカーキャンプへの参加はこの夏で2回目でした。初参加は2022年冬の大阪会場と、ちょうど1年前。当時のことをまずは振り返ってもらいました。
■親が参加を促した理由は「サッカー以外も学べる合宿だから」
メグル君がサカイクサッカーキャンプを知ったのは、かねてからサカイクの理念に共感してくれていたお母さんの勧めだったそう。ライフスキル講習など、サッカー以外の学びも多そうなところが魅力だったと話します。
そしてもう1つ参加を促した理由は、新型コロナウイルスの影響でチームの合宿を経験しないまま最高学年を迎えることになりそう......という事情もありました。
「息子のサッカー生活は、2年生からコロナ禍に突入。学年が上がっても宿泊のある遠征や合宿はなかったので、できれば小学生のうちに1回は経験させてあげたいと思っていたんです。キャンプはチームの合宿と違って周りは知らない子ばかりという心配はありましたが、大好きなサッカーを通して知り合う子たちとならきっと大丈夫なはず。3日間親元を離れて生活することで、今まで存分には体験できなかった社会との関わりに触れ、人生経験をたくさんしてきて欲しいと思いました」(メグル君のお母さん)
なお、合宿中の感染対策をきめ細やかにしていることも決め手の1つであったよう。「まだ感染が不安視されていた昨年の冬でも安心して送り出せました」と話してくれました。
■他のポジションを経験したことによって「言われる側」の気持ちがわかった
メグル君が参加を決意した理由は主に2つありました。
まず1つは、ポジション柄試合中にチームに声がけをする場面が多いメグル君が自身の課題を解決するため。