周囲の状況把握ができるようになったり、文章力が上がった子も ロヴェスト神戸中学2年生のサッカーノート活用法
ノートを書いていなかったときは、自分がどんなミスしたかを時間が経つと忘れてしまっていましたが、書くようになってから、ミスした原因に気付けたり、目標をしっかり立てられるようになりました。
――具体的にどんなミスですか?
自分はDFなので、パスミスとかが多いし、相手の位置が把握できていなくて裏に抜け出されたり、状況把握ができてなかったりするところです。
――以前書いたページを見直したりすることはありますか?
1回書いて、最初の「前回の学びや発見は何があったか」っていうところがあったんで、それで見返すことができるようになりました。これまでは前に書いた内容を見なかったんですけど、サカイクサッカーノートを書き始めて見るようになりました。
■ノートを書くようになって、試合でのミスの原因に気づけるようになった
――ノートを書くことで、「これは結構できているんだな」と気づくことはありますか?
書いていないときよりはしっかり分かるようになりました。僕はセンターバックで自分の立ち位置が間違っていたら、すぐ相手の得点になってしまうポジションなので、しっかり周りの味方の位置も把握できるようになってきました。それと以前は声を出しているだけだったんですけど、今はチームメイトに細かく言えるようになってきました。継続的に使っていきたいなっていうのはあります。
■手書きのノートと動画・SNSを併用
緒方太一(おがたたいち)さんロヴェスト神戸ジュニアユース監督
―――これまでサッカーノートを使っていましたか?
選手と僕とコーチが共有できるLINEの中でのノートはありますが、手書きのノートというのは初めてです。
―――サッカーノートを使ってみたいなという考えはありましたか?
そうですね。使ってみたいなっていうのはあったんですけど、今の子たちは手で書くというよりもLINEとかで打ち込む方が得意なところもありますから、中学生でノートを書くというのはちょっと考えていなかったです。高校生になれば自分の時代のようにノートに書くイメージがあるんですけどね。
―――LINEでのやり取りについて教えてください
練習、自主練を動画に撮って送り、感想とか、前日の試合の内容とか、そういうのを自分でまとめさせて、それを送ってもらう感じで、それにコメントを返していました。今も継続していますが、見てほしい動画やYouTubeとかを載せたり、コーチが撮影したゲーム(試合)