サッカーやっている息子は自分の理想と正反対、と息子のサッカーを嫌う妻を何とかしたい問題
息子のサッカーについて良く思っていない妻。本当はサッカーと無縁の芸術分野を愛する子にしたい理想があったのに、サッカーをしている息子が対極な事に心穏やかでなく、我が子と衝突ばかり。
サッカーが好きじゃない妻と息子が折り合いをつけるにはどうしたらいい?と家族間の関係性に悩むお父さんからご相談をいただきました。子どものサッカーが原因で家庭が......、と言う悩みを持つ方、少なくないですよね。
今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、思春期を迎え手に負えなくなる前にやった方が良いことをアドバイスします。
(文:島沢優子)
(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)
<<息子は補欠。私は若いママたちのノリについていけず孤独。サッカーが苦痛です問題
<サッカーパパからの相談>
5年生の息子と妻の関係について相談させてください。
息子のサッカーについて、妻はあまり良く思っていません。
理由としては、
・クラブには、問題児とされている子や粗雑な子が多く、息子が悪影響を受けている
・サッカーばかりになってしまい、勉強や他の習い事とのバランスが取れていない
・試合が多すぎて、土日に家族全員で過ごす時間が取れない(息子は上級生の試合にも召集されている為、ほぼ毎週試合がある)
・ママ友の人間関係が面倒くさい(○○君の方がうまいのに~、△△君は~、といった話に付き合わされるのが嫌)
といったところです。
それぞれに、そういった面があるのは事実ではありますが、本音は別のところにあります。
妻は、息子を「芸術や音楽を愛する穏やかな子」にしたかったのですが、それとは対極のタイプに育ちつつある為、心穏やかではないのです。
息子や私の前でそういったことを口にすることはありませんが、本音は隠せないもので、言動の端々に本音が垣間見えます。
その影響もあってなのか、最近息子と妻の関係が急激に悪化しているように見えます。
息子は妻の言う事について事あるごとに悪態をつき反抗し、聞き入れません。(ちなみに私の言う事は聞きます)
また、そのような態度や言葉遣いはサッカーの友達が原因だと思っているので、ますますサッカーに否定的になる、という悪循環に陥っています。
息子の言動にサッカーの友達関係が一定程度影響している事は間違いないと私も感じていますが、品行方正にというのも難しい年ごろではあるので、あまり細かいことに口を出しても......、とは思います。