保護者に「子どもファースト」な応援スタンスを伝えた1年後、チームに起きた変化とは
みなさんはお子さんのサッカーで一番期待することは何ですか?
とにかく上達してほしい、試合に勝たせたい、プロになってほしい、など技術や成果に期待することもあるでしょう。
もちろん上手くなれば本人も楽しいし、試合に勝てば嬉しいもの。
ですが、育成年代である小学生の保護者の皆さんには「勝たせたい」「上達させたい」の前に、大事にしてほしいことがあります。
サカイクでは、サッカー歴や上手い下手、チームの強弱に関わらずすべてのサッカー少年少女の保護者に大事にしてほしい親の心得として「サカイク10か条」を発表しています。ページをDLしてチームの保護者に配布することもできるので、入団時に配布しているチームもあります。
今回はサカイク10か条を保護者に配布したチームに、その後の変化などを伺いました。
写真はサカイクキャンプ
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■卒団式、保護者会で10か条配布
これまでサカイクの理念に共感いただき、チームでもその考えで育成に携わっているという野登SC(三重県)の堀口さん。
保護者の皆さんにも知っていただきたいと、昨年の保護者会で10か条を配布し、オンラインでサカイクキャンプの菊池健太コーチからサッカー少年の親としての在り方をお伝えする機会を設けました。
保護者に10か条を伝えて約1年、チームには変化があったようです。
■保護者に10か条を教えたいと思った理由
堀口さんが「保護者会での10か条説明」に応募したきっかけは、親御さんたちに「子どもファースト」とはどんな応援のスタンスなのかを知って欲しかったからだそう。
昨今は、保護者の応援マナーや親の方が熱くなってしまいわが子を潰してしまうケースについての情報を目にすることもあり、サッカーをする子どもを応援したいけど、どんな風にするのが良いのかわからない......。と感じている方も多いもの。
そういった保護者のみなさんに、10か条のチラシをお渡しし、どうしてそれが大事なのかをサカイクのコーチが説明することで「なるほど、そういう感じなんだ」と理解いただくことが出来たようです。
「今では声のかけ方なんかも含め、10か条の考えをベースに子どものサッカーを見てもらえているのかな、と思います」と堀口さんは嬉しそうに教えてくれました。
■親も子どものサッカーを楽しもう
子どもがサッカーを始める時は、ただ純粋に楽しんでくれればいい、サッカーを通じて幸せになって欲しいと思っていたはず。