子育て情報『「小学生の頃は、相手よりも上手くなって、試合に勝とうとすることが大事」内野智章×菊池健太対談』

「小学生の頃は、相手よりも上手くなって、試合に勝とうとすることが大事」内野智章×菊池健太対談

毎年、春と夏に開催しているサカイクキャンプ。サッカーの技術、戦術だけでなく、ライフスキル(リーダーシップ、コミュニケーション、感謝の心、考える力、チャレンジ精神)の向上にも重点を置き、子どもたちの成長へと繋げています。 

今回は、サカイクキャンプやシンキングサッカースクールで長くメインコーチを務める菊池健太コーチと、興國高校サッカー部監督として、30人以上のプロ選手を輩出し、現在は奈良クラブアカデミーのテクニカルダイレクター兼U-18コーチを務める、内野智章氏による対談を行いました。

目次

・好きにやっている子の方が、特徴が伸びる
・練習しすぎるよりも遊んだ方がいい
・反省会はいらない
・相手よりも上手くなって、試合に勝とう


「小学生の頃は、相手よりも上手くなって、試合に勝とうとすることが大事」内野智章×菊池健太対談


後編のテーマは「人間的な成長と、選手としての成功の関連性」について。サカイクキャンプやシンキングサッカースクールでたくさんの子どもたちを指導してきた菊池コーチ、プロになる選手を何十人と見てきた内野氏は、人間的な成長の重要性をどう感じているのでしょうか?(取材・構成鈴木智之)

<<前編:「小学生年代で身につけておいて欲しいライフスキルとは?」内野智章×菊池健太対談

■好きにやっている子の方が、特徴が伸びる


「小学生の頃は、相手よりも上手くなって、試合に勝とうとすることが大事」内野智章×菊池健太対談


菊池:内野さんはプロになる選手を何十人も見てきたと思いますが、人間的な成長と選手としての成功の関連性に関して、どう感じていますか?

内野:サッカーはチームプレーなので、人としての成熟は必要ですよね。人として「いいやつ」じゃないと、チームで浮いてしまいます。(永長)鷹虎もボールを持ったら、パスを出さずにドリブルを仕掛けてシュートばかりしていましたけど、人間的にいいやつなので、周りも「あいつだるいわ」とはならなかったですし。

菊池:いまの子たちはすごく上手なので、人間的な部分を伸ばしていけば、もっといい選手になれるのではないかと思っているんです。

内野:年齢にもよりますよね。小学生のときは、変に賢い子よりも、好きなようにやっている子の方が、特徴が伸びるのかなと思います。

菊池:サカイクキャンプでは、人間的に成長してもらいたいという想いがあり、オフザピッチの部分も非常に大切にしています。キャンプで掲げている5つのライフスキル(リーダーシップ、コミュニケーション、感謝の心、考える力、チャレンジ精神)は、ピッチの外でも育むことができると思っています。

■練習しすぎるよりも遊んだ方がいい

「小学生の頃は、相手よりも上手くなって、試合に勝とうとすることが大事」内野智章×菊池健太対談


内野:人間性を高めるためには、サッカー漬けじゃないほうがいいですよね。友達との遊びや家族とのふれあいの中で、育まれていく感性もあると思います。

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