伝統校も活用するテクダマ!テクニックを向上させる「意識づけ」の大切さ
サッカーの技術習得に役立つと評判の『テクダマ』。
これはサカイクやコーチユナイテッド等を運営する株式会社イースリーと、ドリブルを中心としたトレーニングで技術と身体操作を高める指導で有名な三木利章コーチが、何度も試作を重ねて制作した、トレーニング用のボールです。
ジュニアからプロまで、様々なレベルの選手が使用し、技術向上に役立てています。
そこで今回は武相高校サッカー部(神奈川県)の鈴木翔大監督と選手たちに、テクダマの使用感についてうかがいました。
神奈川の上位を目指す伝統校は、どのようなトレーニングで技術の向上に取り組んでいるのでしょうか?
伝統校も使っているテクダマ
■少数精鋭でトレーニング
野球の強豪として知られる武相高校。サッカー部も過去に全国大会出場経験があり、OBに武藤雄樹選手(柏レイソル)がいます。
社会人サッカーでプレー経験のある鈴木翔大監督のもと「ボールを大事に、ゴールを目指すサッカー」を掲げ、日々練習に励んでいます。
武相高校サッカー部は、1学年15名程度、全体で40名ほどの少数精鋭です。
学校のグラウンドは人工芝で、トレーニング環境も良好。チームとして大事にしている「止める、蹴る、運ぶ」の技術を高めるため、意欲的に取り組んでいるそうです。
鈴木監督は言います。
「止める、蹴るは言葉にすると簡単ですが、それを定義づけて、止めるとはどういうことなのか、蹴るとはどういうことなのかを、新入生が入ってくる4月の段階で明確にしています」
さらには「数センチのパスにこだわりを持つ」をテーマに、「今のパスは左足の方がいいんじゃないか」などと声をかけながら、パスの質にこだわってトレーニングを行っているそうです。
チームの目標は、神奈川県大会でベスト8に入ること。全国レベルの強豪が揃う上位リーグのチームを倒さなければならない挑戦ですが、選手たちは高い意識でトレーニングに臨んでいます。
■テクダマを使うことで、脳に刺激が入る
そんな武相高校が、練習で活用しているのが『テクダマ』です。
鈴木監督は、テクダマの印象を「不規則に変化するボールなので、対応することで脳に刺激が入りますよね。
特にGKはディフェンスに当たってボールの軌道が変わることもあるので、反応のトレーニングにいいと思います」と話します。武相高校ではトレーニングに、5号球の重さがある3号球を取り入れており、ウォーミングアップやパス練習などで活用しているそうです。